あぱまん情報2021年3月20日掲載

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日本人の平均寿命は短期間で飛躍的に延びる!!

明治時代、日本人の平均寿命は40代前半であった。男女共に50歳を超えたのは1947年頃、75歳を超えたのは1986年である。2000年には、男性77.72歳、女性84.60歳となり、日本人の平均寿命は短期間で飛躍的に延びたのである(図表1)。 厚生労働省の「簡易生命表(令和元年)」によると、2019年の日本人の平均寿命(注01)は、男性が81.41歳、女性が87.45歳で、男女とも過去最高を更新した。

平均寿命と健康寿命の差は何?

私たちの寿命は延び続け、今では“人生90年”に手が届こうとしている。ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は世界一の長寿社会を迎えている。2017年9月には、首相官邸に安倍首相を議長とする「人生100年時代構想会議」が設置された。 このような中、自立した生活を送れる期間「健康寿命」が平均寿命より男性は約9年、女性は約12年も短いことが分かった(図表2)。これは支援や介護を必要とするなど、健康上の問題で日常生活に制限のある期間が平均で9~12年もあるということである。長い人生、いつまでも元気に過ごすためには「健康寿命」を伸ばすことが必要である。

どうしたら健康寿命を延ばせるか?

厚生労働省では、「健康寿命をのばしましょう。」 をスローガンに、Smart Life Projectを進めている。このプロジェクトには、次の3分野の具体的なアクションの提案等がなされている。アクション①は「適度な運動」毎日プラス10分間(ex.早歩き1,000歩)の身体活動。アクション②は「適度な食生活」1日あと70gの野菜をプラス。アクション③は、「禁煙」の促進。とはいえ、これから先も、健康で自立した生活を送っていきたいのであれば、「社会とかかわっていくこと」が一番の早道であろう。最も良い方法は、「仕事を続ける」という選択肢。そうはいっても年をとると仕事が見つからないという人もいるかもしれない。そういう場合は、ボランティア活動をして社会にかかわり、規則正しい生活をするのも良い方法である。つまり、長く働くことこそ、健康的な生活を送り、健康寿命を延ばすことができる「習慣」を生み出すものなのだ。

日本人会のボランティア

(注01)平均寿命とは、0歳の人の平均余命を言う。
(注01)平均寿命とは、0歳の人の平均余命を言う。

  タイでは、様々なボランティア活動があるが、日本人会のボランティアからスタートしてみるのが良いかもしれない。 タイ国日本人会は、メンバーの協力によってイベントなどが成りたっている。日本人会のホームページにもさまざまなボランティア参加を歓迎しており、自分にあったボランティア活動を探してみてはいかがでしょうか。ボランテイア活動は、月1回、2回から可能なものもあり、時間も1日2~5時間程度と自由だ。活動時の言語も日本語で、どなたでも気軽に参加できる。 ■シュートボクシングMISAKI再起戦勝利!  

 

2021年3月20日 タイ自由ランド掲載

 

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