エムクオーティエのフードコートとストリートフードは、コロナあとで模様替え。物価高だからアイデア勝負!

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タイでも物価が徐々に上がっている。コロナの時期に上げられなかったことで、一気に上げているところもある。コロナ後の景気でそれに便乗して上げているところもある。全体的に物価が上がっているのを社会が容認している形だ。

さて、そこで注目したいのがフードコートやストリートフード。リーズナブルに様々な料理が食べられる安心感があり、味もよい!円安で割高になった日本人でも値段を気にせず食べられる。

今どき、1バーツ4円で計算するようになり、100バーツで食べられるものは100×4=400円と、徐々に日本の値段にも近づいていて、タイの割安感は薄れている。

日本人が多く行き交うBTSプロンポン駅前は、エンポリアム、エムクオーティエがあり、さらにこの12月にエムスフィアが完成する。

ショッピングモールが完成すると、まずフードコートに行く人も多いが、おそらくエムスフィアにもそれができるだろう。そうなるとグループの中で、フードコートの誘致合戦が激化する。

アソーク周辺には平日にはビジネスマン向けのタラートが存在し、庶民価格で昼のランチが食べられるが、プロンポン周辺にはそれがない。もちろん、モールなどの大手の圧力もあるが、タラートを出店できる空き地も見当たらない。少し割高になるが、これらのフードコートに向かうことになる。

さて、エンポリアムのフードコートは、ミシュラン星の「ストリートフード」を打ち出して、それらの店を誘致して、昼間とともに夜の来客も増えている。一方のエムクオーティエのフードコートのある地下階を見ると、現在、模様替えが進行中で、フードコートの中の店とともに、その周辺の、「ストリートフード」をイメージした単独店も様々、変わっている。

そこで、このエムクオーティエの地下階から見えるストリートフードの傾向や流行、今どき若い人向けなどを垣間見てみることにしよう!

ストリートフード風の店が並んでいて、活気があり、近くのテーブルに座って食事をするスタイルだ。さて、その中で、見たところ目立つ3店を紹介しよう。

まず、ど真ん中に出店している「Karikori」はインパクトのあるフォルムで「日本の伝統的なかき氷をヒントにして提供する商品です」とあり、抹茶のかき氷79バーツや、タイティーのかき氷69バーツなど、どれも手頃な価格だ。編集部のJによると、サムヤーンミットタウンに出店している同店では、待ち客が出るほど人気だという。そんな人気店のかき氷を実際に2種類食べてみた。

1つ目は、人気ナンバー1のタイティーのかき氷は、5種類の茶葉を混ぜたタイティーで、オレンジ色のかき氷が目を引く。そのかき氷の上に生クリームとつぶつぶしたものがのっている。タイティーの味は少し薄めだが生クリームがあるからちょうどよい。つぶつぶしたものは、あまり味がしなかったがティー味のこんにゃくとあった。少し変わった不思議なかき氷。

また、「抹茶かき氷(79バーツ)」は、日本の静岡県で作られた抹茶を100%使用しているとし、その抹茶と合う小豆が脇に添えてあり、日本にもある抹茶のかき氷と同じだった。抹茶の味はさっぱりしており、少し甘くしようと練乳をかけたが、サラサラの練乳であまり味がしなかった。ドロドロとした練乳だったら、抹茶と合いそうだ。

このお店のかき氷は、日本人にとっては少し物足りないかき氷かもしれないが、タイ人にとっては十分な味のかき氷だろう。また、サイズも大きめで味も色々とあるため、シェアして食べている学生が多く、若い人に特に人気のお店だろう。

左が「抹茶かき氷」、右が「タイティーかき氷」
左が「抹茶かき氷」、右が「タイティーかき氷」
学生や若い人に人気の「Karikori」
学生や若い人に人気の「Karikori」

続いて、オープンキッチンが目立つ「ボウリット(Bowlito)」は、外国人に人気で、ナチョスやタコスなどテイクアウト用に用意してくれる。フードトラックなどで出店しているとピッタリの店だ。

メキシカン料理ということもあり、ブリトーなどがあったり、メキシコをイメージしたバーガーやピザなどがある。1人でも楽しめる料理もあれば、ナチョのようなみんなでシェアして食べる料理もある。実際に「ナチョグラウンドビーフ(209バーツ)」を食べてみると、パリパリのコーンチップスに、チーズソースやアボカド、トマトなどが入っており、それぞれを一緒に食べるとそのハーモニーがよい。パーティーやお酒のおつまみに最適な料理だが、この手の味はタイ人にあまり好まれていないようだ。しかし、日本人などの観光客には好まれている料理ということもあり、エムクオーティエなどにあるのだろう。

鶏肉がゴロゴロ入った「ケサディーヤチキン(159バーツ)」
鶏肉がゴロゴロ入った「ケサディーヤチキン(159バーツ)」
みんなでショアして食べたい「ナチョグラウンドビーフ(209バーツ)」
みんなでショアして食べたい「ナチョグラウンドビーフ(209バーツ)」
オープンキッチンが目立つ「ボウリット(Bowlito)」
オープンキッチンが目立つ「ボウリット(Bowlito)」

続いて、「ファントゥアン(FanTuan)」は台湾式の海苔で巻いた特大おにぎりの店。もち米の中に様々な具材が入っていて、カリカリの揚げパンがアクセントで、味も飽きさせない!パリッとした海苔巻きもよい。

実際に照り焼きチキンの「ザ・トラディショナル・ファントゥアン(The Traditional FanTuan)(89バーツ)」を注文してみた。注文を受けてから、テキパキした動きで料理を作ってくれるため、そんなに待つことなく料理を受け取ることができた。その料理は、もっちもちのライスベリーに、ごろっと鶏の照り焼きや、アクセントになるカリカリとした具材や漬物などを海苔で巻いたものである。日本のおにぎりなどとは違い、お米がすごくもちもちしていたり、数種類の具材が入っていたりする。手頃に食べられるだけでなく、お腹も満たしてくれるのが嬉しいポイント。ほかにも、豚肉や牛肉などのライスロールもある。片手で食べられるサイズのライスロールのため、パパッと食べたい時にぴったり。

台湾式の海苔で巻いた特大おにぎり。具材がぎっしり入っている
台湾式の海苔で巻いた特大おにぎり。具材がぎっしり入っている
注文を受けてから、テキパキした動きで料理を作ってくれる
注文を受けてから、テキパキした動きで料理を作ってくれる
エムクオーティエのストリートフード
エムクオーティエのストリートフード

また、そのほか、とんかつらーめんの一風堂の横には、ミシュラン星のタイラーメン店がオープン予定。

さて、フードコートについても触れてみよう。駅直結のエムクオーティエの地下フロアにあるフードコートには、有名店がいくつか出店しており、ランチ時には、周辺のタイ人ビジネスマンで混雑している。そんなフードコートも徐々に様変わりしている。

ピンクのカオマンガイ屋さん「ゴーアン・カオマンガイ・プラトゥーナム」
ピンクのカオマンガイ屋さん「ゴーアン・カオマンガイ・プラトゥーナム」

1店舗目は、ピンクのカオマンガイ屋さんとして観光客にも知られている「ゴーアン・カオマンガイ・プラトゥーナム」。屋台から始まったお店で、現在は多くの支店を出し、シンガポールにも進出。カオマンガイの有名店がこのフードコートにあることで、観光客がより簡単に有名店の味を味わえることになり、ますます人が集まるようになっている。

2店舗目は、豆腐を紅麹で醗酵させたピンク色のスープが特徴のイェンタフォーの人気店「ナイウアン・イェンタフォー・サオチンチャー」。創業50年以上になり、こちらもいくかの支店がある有名店。イェンタフォーには、ルークチン (魚のつみれ)や、揚げワンタン、ルーアッムー (豚の血をゼリー上に固めた物)などの具材が合わせて8種類ものっており、食べ応えのある一皿。観光客が初めてイェンタフォーを見ると、スープの色にびっくりしてしまい、食べるのを遠慮する。しかし、一口食べるとあれまぁ美味しい!と思うので、きっかけが大切!まだ食べたことがない人はぜひご賞味を。

ピンク色のスープが特徴のイェンタフォー「ナイウアン・イェンタフォー・サオチンチャー」
ピンク色のスープが特徴のイェンタフォー「ナイウアン・イェンタフォー・サオチンチャー」

この2店舗は、ミシュラン星を獲得しており、クオリティーの高いお店の料理がいただける。

一方、ミシュラン星を獲得していないが、人気があるのが、50種類以上のかき氷のトッピングを取り揃える「チェン・シム・イー」。このお店は50店舗近くの支店がある人気のデザート店で、お店のロゴであるニコちゃんマークをどこかで見た人もいるのではないだろうか。このお店では自分好みのかき氷を作れるが、日本ではあまり見かけないかき氷もある。例えば、「タオトゥング」というシロップで浸したレンコンや、銀杏などが入ったかき氷。ココナッツミルクが入っていないため、ココナッツミルクが苦手な人でも食べられる。日本では珍しいデザートがいただけるのでこれもぜひ味見を!

にこちゃんマークが看板のかき氷屋さん「チェン・シム・イー」
にこちゃんマークが看板のかき氷屋さん「チェン・シム・イー」

フードコートということで、椅子やテーブルなどももちろんある。しかし、他のフードコートと比べて机や椅子が所狭しと置かれているように見え、少し窮屈に感じられる。そのため、少し座席が少ないのか?と思うかもしれないが、意外と回転率が早いこともありランチ時でも座れる。フードコートを見渡すと、2階部分にもお店があり、そこにはフードコートを眺めながら食事ができる「ザープ・クラッシック(Zeep classic)」というイサーン料理がある。

また、フードコートの一部分でもあったエスカレーター近くの場所に「レモンファーム」というオーガニックニックスーパーができた。近年タイでは健康志向の人が増えてきていることから、海外旅行者や健康志向に関心をもっているタイ人が多く訪れそうなこのエムクオーティエのフードコートの一部分に導入したのではないだろうか。

日本人が多いエムクオーティエのイサーン料理店といえば、地下の「ザープ・エリー(ZAAP ELI)」。

エムクオーティエの単独店や、フードコートに半年も来ないとガラッと店が変わっている。そんな、エムクオーティエにぜひ行ってみてほしい。

エムクオーティエのフードコート
エムクオーティエのフードコート

 

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Jさんと行くフードコート

 

2023年10月5日 タイ自由ランド掲載

関連リンク

 

Bing AIにきいてみた イのエムクオーティエのフードコート

こんにちは。タイのエムクオーティエのフードコートに関する情報をお探しですね。以下のウェブサイトによると、エムクオーティエのフードコートには多くの人気店があります。また、ストリートフードについては、現在模様替えが進行中で、フードコートの中の店とともに、その周辺の、「ストリートフード」をイメージした単独店も様々、変わっているようです⁵⁶。ご参考までに。

Source: Conversation with Bing, 10/6/2023
(1) エムクオーティエのフードコートとストリートフードは、コロナあとで模様替え。物価高だからアイデア勝負!. https://jiyuland5.com/post-142126/.
(2) エムクオーティエの地下はストリートフード? – タイで、バンコクで、真夏日で. https://soi43.com/%e3%82%a8%e3%83%a0%e3%82%af%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%a8%e3%81%ae%e5%9c%b0%e4%b8%8b%e3%81%af%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%95%e3%83%bc%e3%83%89/.
(3) エンポリアム、エムクオーティエのフードコート名店8店 | と暮らす -toklas-. https://www.freecopymap.com/bangkok_emporium_emquartier_foodcourt/.
(4) 【なつかしい記事】エムクオーティエのフードコート2階の穴場 | タイ バンコク タイ自由ランド. https://jiyuland5.com/post-31395/.
(5) 最新フードコート(エムクオーティエ) | バンコクナビ. https://www.bangkoknavi.com/special/5055992.
(6) 【Quartier FoodHall】エムクオーティエにあるおすすめのフードコート | ぽこみち日和. https://pokomichi.com/emquartier-foodhall.