データ暗号化のウィルス 、解除したければビットコインで払え

読了時間 < 1

 

データ暗号化のウィルス 、解除したければビットコインで払え

【ウイルスに注意!いまさら!?】

昔からあるコンピュータウイルス。インターネットができる前からもありましたが、当時は、ネットなんてありませんので感染経路は、友達とのフロッピーディスクのやり取り、はたまたメーカーが出荷時にウイルスも一緒に入って販売していた!何てこともありました。

インターネットが当たり前の今、コンピュータウイルスはあれこれいろんな手を使って、ユーザーに襲い掛かってきます。以前は、ウイルス感染→パソコンの動作が挙動不審になる、遅くなるなど愉快犯的なものが主流でした。

しかし、今は最も悪質なウイルスが存在します。

【ランサムウェア(人質ウイルス)の脅威】

ランサムウェア(人質ウイルス)とは、主に企業のネットワークに入り込んで、サーバーなどのネットワークに接続されているデータを暗号化してしまい、開けなくしてしまいます。暗号化されたファイルと同じ場所には、「データは暗号化しました。解除したければビットコインで身代金を支払え」というものです。

【具体例は?】

一番最近では、ニップンがこのウイルスに感染してほぼすべての工場及び支店のデーターが復旧不可能とのことで、決算を遅らせるという事態になりました。また、カプコン(CAPCOM)も感染して多額のお金を要求されていました。

【支払ったら、本当に解除してくれる?】

知りません。お金だけ(ビットコインだけ)取られる可能性のほうが高いと思います。

【感染経路】

主にメールの添付ファイルですが、ウェブ閲覧時、エクセルのマクロからなど、多岐に渡り特定するのは難しいです。

【ウイルス防御ソフト入れてあるから安心!?】

この世の中に100%ウイルスを防御してくれるソフトは存在しません。また、このランサムウェアは今までのアンチウイルスソフトでは検知できない事が知られています。

【感染しないためには?】

インターネットにつなげない。USBメモリでデータを受け取らない。こう書くと、「パソコンが使えないじゃないか!」と言われますが、インターネット接続している以上、ウイルス感染の危険性は常にあります。
〇昔から言われているように

1.知らない人(知っている人でも)実行形式のファイル(EXEやCOM)が添付されてきたら、絶対に開かない!
2.怪しいサイトで YES とか絶対に押さない。

3.怪しいサイトに行かない。
など、基本的な事を守っていれば感染しにくくなります。

【どうすればいいの?】

マルチバックアップなどで対抗するしかありません。バックアップを取っておいて、暗号化されたファイルは元に戻らないので、暗号化される前の状態を定期的に作っておく必要があります。
◎ウィンドウズ(WINDOWS)サーバーを使っている場合、以前はシャドウコピーが有効といわれておりましたが、今のランサムウェアは全てにおいて感染します。
ランサムウェア(人質ウイルス)は、基本的には防げません。このことを前提に対応しなければいけません。
ウイルス防御(バックアップ)することはそんなに大変なことではありません。が、感染してしまって大事なデータがなくなってしまうと大変な時間と金銭的なロスになります。ウィルスのための防御については「PC-UP」の渡辺までお問い合わせ下さい。下の広告も参照で。

 

 

2021年9月20日 タイ自由ランド掲載

 

 

関連リンク