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タイで花屋さん、花屋「はなはる」の店主の大森勝則さん

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タイで花屋さん、花屋「はなはる」の店主の大森勝則さん

エカマイのメジャーシネプレックスの並びにある花屋「はなはる」の店主の大森勝則さん(68歳)は、3年前からここで営業している。

客の98%は日本人で、飲食店の花飾り、開店祝い、
送別会など注文を受け、届けるのがほとんどで、通りすがりの客というのは、まずいない。「うちはバレンタインデーはいっさい関係ないよ」と笑う。

大森さんがタイに移り住んだのは、60歳を過ぎてから。
以前は東京の中野で花屋をやっていた。伴侶をはやく亡くし、子どもも独立したので、物価も安く、暮らしやすそうなタイへ来てみたが、しばらくは何もすることがなく、ぶらぶら過ごしていたという。

ある日、当てもなくBTSに乗り込み、当時シーロム線の終点だったサパンタクシン駅で降り、周囲を散策していたとき、花屋があったので、タイの花屋はどんなものかと覗いてみた。

その花屋の店主は片言の日本語ができて、大森さんが日本で花屋をやっていた話をすると、すっかり意気投合し、その店を手伝うようになった。

その花屋は繁盛していた。

大森さんの日本での経験と技術は重宝され、楽しかったという。裕福なインド系の顧客の結婚式の花飾りをするために、店主に同行しインドまで行ったこともあるそうだ。

タイでもこんなに花が売れるなら、自分でもやれるのではないかと大森さんは考えた。

「それが間違いのはじまりだったね」と笑い飛ばす。

最初スクムビットの39に店を構えたが、家賃が高くなり、エカマイに引っ越した。

タイで最初に手伝った花屋がたまたま繁盛店だったので、簡単そうに見えたが、実際自分でやってみると大変で、スクムビット界隈でも長く続く花屋は少なく、続いているのは欧米人客が多いところという。

タイ人で花を買うのは富裕層で、庶民はまだ花の文化がなく、花を農作物のように見る傾向があるそうだ。

「今は細々となんとかやってます」という大森さんは、年金はもらえないという。

貯金は最初の店を出すときに使ってしまったので、生活は今の店の売上げだけでやりくりしている。

エカマイ通りの奥のほうのアパートに住んでいて、家賃は光熱費込みで3700B。そのアパートに住む外国人は大森さんだけで、ほとんどは近隣の飲食店などで働く若いタイ人だそうだ。

はなはるの営業時間は、朝9時から午後6時まで。アパートから店までは、6バーツのソンテオを使う。帰りは健康のため歩くことが多い。40分かかり、汗でびっしょりになるが、ただでサウナに入ったと思えばいいとポジティブ思考だ。

昼食はフードコートや屋台で済ませ夜は自炊。部屋に小さなベランダがあるので、そこで簡単な料理をする。

好き嫌いはなくタイ料理も問題ない。胃腸が強いので辛いのも大丈夫という。

「タイの庶民と同じレベルの生活をしてますよ」という大森さん。この生活を楽しんでいるようにも見えるが、70歳に近づき、健康は心配だ。

今は元気で自分で何でもできるので問題ないが、病気、特に脳梗塞が怖いという。母親が脳梗塞で倒れ、その後遺症で介護が大変だったという体験もあり、なるべく人のお世話にはなりたくないと話す。

意識もない状態で延命されるのも嫌なので、息子には、どんな状況になっても、日本に連れて帰らず、タイに置いておけと言っているそうだ。

人と飲みに行くということはあまりなく、時々日本食を食べに出かけるのが楽しみ。自宅で作れない天ぷらなどを食べるは、ささやかな贅沢と言う。

そして定休日の日曜日には、花市場(パーク・クローン市場)へ仕入れに行く。

日本人相手は頭打ちなので、タイ人従業員を雇って、タイ人向けにもやってみようかと考えているそうだ。見ると店頭にタイ語で従業員募集の張り紙がしてあった。

エカマイのメジャーシネプレックスの並びにある花屋「はなはる」

タイに骨を埋めるつもりの大森さんは、元気な限り、この生活を続けて行きたいと言う。

「そりゃ、もっと売上げがあって、今よりちょっと贅沢ができたらとは思いますよ」と陽気に笑った。

 

2017年5月20日 タイ自由ランド掲載

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