【タイの田舎の小さな家から】タイのコンビニおにぎり戦争勃発!セブンイレブン vs ローソン vs ファミリーマート

読了時間 2

 

ここがポイント
こめこめの手作りおにぎりも見逃せない!
バンコク在住の日本人の間では、コンビニでは味わえない“ふるさとの味”を求めて、「おにぎり専門店 こめこめ」も話題に。昔ながらの握りたて、ふっくらご飯、そして贅沢な具材が詰まったおにぎりは、まさに別格。タイのコンビニおにぎりに飽きたら、ぜひこちらもチェックしてみてください。
おにぎり専門店「こめこめ」の人気メニュー「牛しぐれ煮に卵黄漬けをトッピング」は、甘辛い牛しぐれ煮と濃厚な卵黄漬けの絶妙な組み合わせが魅力。厳選素材で丁寧に作られたこの一品は、持ち帰りにも店内飲食にも最適で、忙しいランチタイムや軽食にぴったり。伝統的な日本の味を大切にしながら、新しいアイデアを取り入れたこめこめのメニューの象徴的存在です。一度食べたら忘れられない贅沢な味わいをぜひお楽しみください!

【挑戦者求む!】「こめこめ」の爆弾おにぎり大食いチャレンジ!


 

 はじめに:タイで静かに進行するおにぎり革命

バンコクの喧騒とスパイシーな香りが漂う路地裏から少し離れた場所。タイのコンビニの冷蔵コーナーで、ひっそりと、しかし確実に「おにぎり革命」が進行しています。日本人旅行者や駐在員だけでなく、現地のタイ人たちの間でも「カーオパン(ข้าวปั้น)」と呼ばれるおにぎりの人気が年々高まり、今やタイのコンビニエンスストア各社が本気の「おにぎり戦争」を繰り広げているのです。

セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート。日本でもおなじみのこの3大コンビニチェーンが、タイの地で日本の食文化「おにぎり」を武器に熾烈な戦いを繰り広げています。価格、味、具材のバリエーション、そして「タイ風アレンジ」まで、各社のおにぎり戦略は日に日に洗練されています。

かつてはご飯がガチガチに固かったり、酢飯で作られていたりと、日本人からすると「それはおにぎりじゃない…」と首をかしげたくなるような代物だったタイのコンビニおにぎり。しかし今や、本場日本人も満足できる品質にまで進化を遂げつつあるのです。

今回は、タイのコンビニおにぎり事情を深掘りし、各社の特徴やおすすめ商品をご紹介します。バンコク滞在中のお供に、あるいはタイ旅行の際の参考に、この「タイのコンビニおにぎり戦争」の実態をお届けします。

## タイでおにぎりが人気を集める理由

日本文化への関心の高まり

タイでおにぎりが人気を集めている背景には、日本文化への関心の高まりがあります。日本のアニメやドラマ、映画がタイの若者を中心に広く親しまれ、それに伴い日本食に対する関心も高まっています。特にアニメの影響は大きく、主人公が食べるおにぎりの姿がタイの若者の心をつかみ、「一度は食べてみたい日本の味」としておにぎりの人気が上昇しています。

### 手軽さと美味しさの魅力

タイの人々は、おにぎりの手軽さと美味しさを高く評価しています。屋台や食堂が多いタイの食文化の中でも、片手で食べられ、移動中でも簡単に食事ができるおにぎりは実用的な選択肢です。また、タイの主食であるお米を使った食べ物であるため、馴染みやすいという側面もあります。

 コンビニ文化の浸透

タイは東南アジアの中でもコンビニ文化が最も浸透している国の一つです。英ユーロモニターによると、タイの人口100万人当たりのコンビニ店舗数は2023年時点で260店と、東南アジア6カ国で最も多くなっています。これは日本の水準(496店)と比べると半分程度ですが、コンビニ文化が確実に根付いていることを示しています。日本のコンビニチェーンの進出に伴い、おにぎりなどの日本の定番商品も徐々に受け入れられるようになりました。

タイのコンビニおにぎり市場の覇者:セブンイレブン

セブンイレブンのおにぎり

 圧倒的シェアとおにぎりの品揃え

タイのコンビニ市場において、セブンイレブンは圧倒的な存在感を示しています。タイ最大財閥であるチャロン・ポカパン(CP)グループが運営し、英ユーロモニターによると、タイでのシェア(売上高ベース)は約8割に達するといわれています。2024年末には全国で1万5000店を超える店舗を展開し、年間700店舗のペースで出店を続けるという驚異的な成長を見せています。

セブンイレブンでは、日本と同様にさまざまな種類のおにぎりが販売されています。塩むすび、鮭、梅、ツナマヨネーズなど日本でおなじみのフレーバーから、タイ独自の味まで、多様なラインナップが揃っています。価格は一つ27バーツ(約90円)と、タイの物価を考えると少し高めですが、安定した品質を求める人に支持されています。

セブンイレブンのおにぎり実食レポート

セブンイレブンのおにぎりは、日本のコンビニおにぎりと同様に「1, 2, 3」のステップで簡単に食べられるようになっています。パッケージの開け方も日本と同じで、短時間で食べられる手軽さは大きな魅力です。

実際に食べてみると、米の握り方は日本のものよりややきつめです。しかし、以前のようにガチガチに固すぎたり、逆にべちゃべちゃだったりということはなくなり、品質は格段に向上しています。

特におすすめの種類としては、以下のものが人気です:
– 鮭塩焼き(定番の安定した味わい)
– 鮭照り焼き(甘めのたれが食欲をそそる)
– スパイシーソース焼き鮭(タイ人向けにややスパイシーに仕上げたアレンジ)
– とびっこマヨネーズ(プチプチとした食感が楽しい)

セブンイレブンのおにぎりの具は、米の中心部だけでなく、全体に広がっているのが特徴です。これはタイ風のアレンジと言えるでしょう。また、海苔も日本製を使用しているため、パリッとした食感を楽しめます。

挑戦者その1:ローソンのプレミアム戦略

ローソンのおにぎり

日本食で差別化を図る戦略

タイの消費財大手サハ・グループが現地でローソンと運営するコンビニ「ローソン108」は、セブンイレブンの1強体制に対抗するため、日本食を前面に打ち出す戦略を展開しています。特に旗艦店となる「ローソン108 ユナイテッドセンター店」では、おにぎりや化粧品など「日本商品」を通常店舗の約4倍に拡大し、差別化を図っています。

ローソンのおにぎりの最大の特徴は、店内で手作りし、出来立てを提供している点です。価格は40バーツ(約180円)台と、セブンやファミリーマートの通常のおにぎりと比べると5割以上高い場合もありますが、味の良さから人気を集めています。

「セブンにはない日本の商品を買いに来た」というユーザーの声が示すように、ローソンは「より本格的な日本の味」を求める層をターゲットにしています。

特におすすめの種類としては:
– 手作りおにぎり 塩むすび(シンプルながら米の旨みが感じられる)
– 手作りおにぎり 明太子(程よい塩気とピリ辛さが絶妙)
– 手作りおにぎり サーモン(大きめの具材が満足感を高める)

海苔もパリッとしていて、日本のローソンのおにぎりを彷彿とさせる品質です。高級路線を行くローソンの戦略は、「本物の日本の味を知っている」タイ人や在住日本人に支持されています。

サハ・ローソンの品川公彦マネジングディレクターは、「タイは親日国で、ローソンといえば日本というイメージを持たれている」と述べており、今後も日本食を武器に観光地や高所得者の多いコンドミニアムにも店舗を展開していく計画です。

挑戦者その2:ファミリーマートのタイ料理融合おにぎり

ファミリーマートのおにぎり

### 大胆なタイ風アレンジで勝負

タイのファミリーマートは、おにぎり市場において最も大胆な戦略を取っています。それは日本の伝統的なおにぎりとタイ料理を融合させた「タイ風おにぎり」の開発です。ガパオライスおにぎりやカオマンガイおにぎりなど、タイ人にも日本人にも馴染みのある料理をおにぎりの形で提供するという革新的な発想で差別化を図っています。

価格は一つ35バーツ(約120円)前後。セブンイレブンよりやや高めですが、ボリュームと斬新さで勝負しています。ファミリーマートのおにぎりは、日本語表記もきちんと付けられており、日本人客も意識した商品設計になっています。

 

タイのおにぎり事情の今:日本人も満足できる味に進化中

 品質の向上と課題

タイのコンビニおにぎりは年々品質が向上しています。かつては「ガッチガチに固く握り過ぎて、時には米粒がボロボロになっていたり」「米が酢飯のときもあった」など、日本人の感覚からするとおにぎりとは言いがたい状態でした。しかし、現在ではそうした問題は大幅に改善され、日本人でも満足できる品質になりつつあります。

特に米の品質、握り加減、海苔の鮮度などが向上し、日本のコンビニおにぎりに近づいています。ただし、まだ完全に日本と同じとは言えず、「握り方がだいぶ固めな気はする」「米の種類が違うのか食感が少し異なる」などの声もあります。

 タイ独自のフレーバー開発

タイのコンビニおにぎりの特徴は、日本の定番フレーバーだけでなく、タイ独自のフレーバーが開発されている点です。トムヤムやガパオ(バジル炒め)味など、タイの人々に特に人気のあるフレーバーが登場しています。

また、カニカママヨネーズ、カニカマえびこ、スパイシーソース焼き鮭など、日本にはない変わり種も多いのが特徴です。これらは日本人にとっては新鮮な体験となり、タイ滞在中に一度は試してみる価値があります。

 価格競争とターゲット層の違い

各社のおにぎりは価格帯によってもターゲット層が異なります。セブンイレブンは27バーツ(約90円)と比較的リーズナブルで、幅広い層に訴求しています。一方、ローソンは40バーツ(約180円)台と高めの価格設定で、より本格的な日本の味を求める層をターゲットにしています。ファミリーマートは35バーツ(約120円)前後と中間に位置し、タイ風アレンジの斬新さで差別化を図っています。

これらの価格差は、現地の食堂でガパオライスやカオマンガイを40〜50バーツで食べられることを考えると、決して安くはありません。しかし、清潔さや手軽さを求める人々にとっては、コンビニおにぎりは魅力的な選択肢となっています。

 

 

Tensui
Tensui

この記事はAIエエジェントを利用して作成しました。
タイの田舎の小さな家では食事はセブンのデリバリーです。おにぎりもよく注文して食べています。お気に入りはタイ人向けのスパイシーなおにぎりです、今日のお昼はおにぎりと寿司セット。タイの田舎でも日本食が食べれるなんて年利な時代になったものですね。


 

関連リンク
**参考文献**
– [タイにおける日本の味 – コンビニで販売される「おにぎり」](https://srirachaworkspace.hatenablog.com/entry/2024/03/01/003956)
– [タイのコンビニおにぎり、もっともっと美味しくなるはず](https://www.thaich.net/bangkoktsushin/bt20210826on.htm)
– [タイのファミマの「おにぎり」が凄い!カオマンガイにガパオライスも!](https://www.thaich.net/bangkoktsushin/bt20180226gp.htm)
– [タイのローソン、日本食で誘客 消費財大手サハ おにぎりやおでん、セブン1強市場に風穴](https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86365520Y5A120C2FFJ000/)
– [タイのファミリーマートのおにぎり3種食べてみた。ガパオ](https://pattayalife.net/archives/22811)