昆虫、コオロギ、バッタ、幼虫などの輸出拡大へ

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昆虫などの輸出拡大へ

タイはいなかに行くと、屋台などで昆虫や虫系の揚げたものを売っているが、タイ即席食品製造協会などによると、ヨーロッパなどで、この手の食品の輸入緩和が3月1日より行われており、「タイの虫系の食品の輸出を増やすよい機会」として、業界あげて取り組んでいく方針。

これまでEUでは虫系のものは輸入への検査が厳しく、タイは輸出できなかったが、今後は拡大される。

同協会によると、この手の食品はタンパク質が豊富で、世界でも徐々に受け入れつつあるといい、今後の食料不足の際には、安い、得やすい、などの虫系のものが貴重な食品になり得るとしている。

EUの輸入緩和は、タイで虫系の養殖をしている農家にも朗報で現在、タイではバッタやコオロギ、各種幼虫など20種類ほどを輸出しているが、バッタなどはハラル料理にも使われるという。

同協会では将来、虫食により、その輸出が重要なビジネスとなり、農家の重要な収入源になると見ている。

そのため、養殖での基準などを撤廃したいという。

ちなみに、コオロギなどは、場所はそれほど取らずに1ぴきが100ぴきになり、収入もよく、現在、タイ東北部を中心に2万ヵ所で養殖などが行われており、1年で7~9千トンが生産され、収入は1年で10億バーツにのぼる。

また、虫食についてはタイ国内でも、屋台だけではなく、レストランでの普及も期待されるという。

 


2018年3月20日 タイ自由ランド掲載

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