新卒ジェーのタイ紀行、シリキット会議場でアート無料展示会を見学

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タイには多くの美術館や展示会がありますが、今回はおすすめの展示会を紹介したいと思います。

その展示会は、5月24日(水)〜6月30日(金)までクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センターで行われていた「BKK Art Biennale」です。

この展示会は、世界14ヵ国28人のアーティストによる、厳選された60点以上の作品が展示されており、誰でも無料で見ることができます。初日の夕方に訪れたら人がいなかったので、思う存分ゆっくり見ることができました。どの作品も独特なものばかりで、「これが芸術かあ」と考えてしまいました。素敵な作品ばかりですが、ジェーが特に好きな作品を3つ紹介したいと思います。

CHIHARU SHIOTA

ひときわ目立つ作品がイベントの奥に展示されていました。近くで見ると圧巻の迫力で引き込まれそうなその作品は、日本人アーティストのものでした。題名が「The Eye of the Storm」とあるように、嵐が渦巻いているように表現されていて、一つ一つ計算されて作ったのではないかと思いました。タイで日本人アーティストの作品が見られるのがとても嬉しかったです。

迫力満点で吸い込まれそう Chiharu shiota 「The Eye of the Storm
迫力満点で吸い込まれそう Chiharu shiota 「The Eye of the Storm」

MAITREE SIRIBOON

このアーティストの作品は、倒れている水牛の前に溶けたろうそくが立っていたり、人が上半身と下半身が壊れていたりと、なかなかインパクトのある作品でした。壊れているような作品に見えますが、もともとは人が水牛に乗っている作品だったそうです。
2022年のサムヤン・ミットタウンでの展覧会中に観光客が作品に登ろうとしたことで壊れてしまいました。そんな壊れ方をしてしまいましたが、それがまた作品として生まれ変わったという背景を知ったことで、この作品の見方が変化しました。

壊れてもまた作品となって誕生 Maitree Siriboon 「Kwai Calm
壊れてもまた作品となって誕生 Maitree Siriboon 「Kwai Calm」

 UNINSPIRED BY CURRENT EVENTS

ジェーのお目当ての作品がこのアーティストでした。この人は、CGアーティストで、その日に起こった出来事を3Dデジタルを使用し、比喩的に表現する作品を作っています。このアーティストの作品は、直接的に訴えるのではなく、いったん考えさせるというところが魅力的だと思います。その作品が何を表しているのかを読み解くのが楽しかったり、その作品の意味がわかるとその日の出来事についてより深堀りしたくなったりします。

複数の作品を展示 Uninspired by Current Events 「Main Course」など
複数の作品を展示 Uninspired by Current Events 「Main Course」など

他にも素敵な作品がたくさんあり、世界で活躍するアーティストの作品を間近で見られたりした貴重な展示会でした。来年も開催されたらまた遊びに行きたいです。詳細は下記リンクをクリックで。

鮮やかな拳銃がイベントに映える ChoiJeong Hwa 「Happy Happy Project: Flower Gun
鮮やかな拳銃がイベントに映える ChoiJeong Hwa 「Happy Happy Project: Flower Gun」
日本人アーティスト、Mari Katayamaによる複数の作品 Mari Katayama 「bystander #014」など
日本人アーティスト、Mari Katayamaによる複数の作品 Mari Katayama 「bystander #014」など
部屋に入ると、男女が声を出している作品 Marina Abramović 「The Scream
部屋に入ると、男女が声を出している作品 Marina Abramović 「The Scream」
壊れたピアノ、粉々になったシャンデリアとその破片 Jompet Kuswidananto 「Love Is A Many Splendored Thing #1
壊れたピアノ、粉々になったシャンデリアとその破片 Jompet Kuswidananto 「Love Is A Many Splendored Thing #1」
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2023年7月5日 タイ自由ランド掲載

関連リンク

 

Bing AIにきいてみた BKK Art Biennal

BKK Art Biennaleは、2年に1回開催される美術祭で、バンコクの街を3ヶ月間アート、クリエイティブ、カルチャーに彩ります。¹³ 2020年に第1回が開催され、2022年10月には第2回が開催されます。³ 2020年の第1回は、タイの民主化運動が世界に報道されたことで、アート専門メディアだけでなく一般メディアからの注目も集めたそうです。²

ソース: Bing との会話 2023/7/18
(1) Bangkok Art Biennale | Between BAB. https://www.bkkartbiennale.com/.
(2) バンコク 2回目のアートビエンナーレが開催 | バンコク下町ライフ. https://thai-miya.net/biennale2020/.
(3) 【バンコク】革命と芸術:タイで中高生が巻き起こした旋風:フォーカス|美術館・アート情報 artscape. https://artscape.jp/focus/10166940_1635.html.