JDセントラルがタイでのネット販売を終了へ

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コロナも収束し、外国人の行き来もできるようになったこの時期、タイでのネットでの販売のショッピング・オンラインサイトのJDセントラルが事業を終了することになった。
タイで2017年から小売り、流通大手のセントラルと組んで中国の業界3位のJDドットコムが中国から乗り込んできたが、初年から赤字が続き、アリババグループのLazadaやシンガポールのShopeeに差をつけられた。

タイでは175億バーツの投資となり、3月3日でネットでの注文販売を終了する見通し。合わせてインドネシアからも撤退。JDは中国でのロジスティック事業などに注力する見込みだ。

タイでは大手のセントラルと組み、クオリティーを重視して、信用できる商品販売サイトとして認知されていた。

ショッピングサイトでは過去には楽天もタイで撤退した経緯があるが、Lazadaによると、2021年は収入146億バーツで、利益は2億2,600万バーツとなり、7年間で初めて利益が出ているという。

一方、Shopeeは収入は毎年伸びていて、2021年は133億バーツの収入だったが、まだ利益は出ていないという。

2023年2月20日 タイ自由ランド掲載