タイでのコロナ感染とワクチン接種 接種の遅れで感染者増 ファイザーなど9~12月に集中 コロナ感染とワクチン接種 効果のあるワクチン接種が必要

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タイでのコロナ感染とワクチン接種 接種の遅れで感染者増 ファイザーなど9~12月に集中 コロナ感染とワクチン接種 効果のあるワクチン接種が必要
タイでのコロナ感染とワクチン接種 接種の遅れで感染者増 ファイザーなど9~12月に集中 コロナ感染とワクチン接種 効果のあるワクチン接種が必要

タイでのコロナ感染とワクチン接種 接種の遅れで感染者増 ファイザーなど9~12月に集中 コロナ感染とワクチン接種 効果のあるワクチン接種が必要 タイでのコロナ感染とワクチン接種 接種の遅れで感染者増 ファイザーなど9~12月に集中 コロナ感染とワクチン接種 効果のあるワクチン接種が必要

店頭販売のテイクアウトが主体の、エムクオーティエの地下も、週末の昼過ぎは人はまばら
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タイでのコロナ感染とワクチン接種 接種の遅れで感染者増 ファイザーなど9~12月に集中 コロナ感染とワクチン接種 効果のあるワクチン接種が必要

タイのコロナの状況は、ワクチン接種に関しては日本よりも少し遅れているようです。日本では7月中には全国民の4割がワクチン接種を1回は終えている状況を想定しており、すでにファイザーとモデルナで2億2000万回分を確保しており、アストラゼネカなどは当面の使用を見送り、タイなどに送っている状況です。
それで日本では、接種率60%が10月上旬としており、国民の60%ほどが1回でも接種すれば、消費がコロナの前に回復するといわれています。

一方、タイでは毎日、感染状況を発表していますが、7月17日時点で全国民のうち1400万人は1回接種を終えている状況で、人口6000万人としてもまだ相当時間がかかるようです。
この遅れは、ひとえにワクチンの輸入がなかなか進まなくて、接種が遅れている状況にあります。
現在、バンコクでは会社ごとの接種も受け付けていますが、社会保険に入っていれば全員無料で接種でき、筆者の会社では20人ほどの社員が1回目のアストラゼネカを7月上旬に接種して、2回目は3か月後になるようです。

しかし、会社で社会保険に入れない経営者はどうするのかというと、費用を払ってワクチンを接種できる病院で申し込むことになります。

さきごろ、サミティベート病院でも、日本人向けなどでワクチン接種の登録があり、費用は1回あたり1650バーツで、2回接種で3300バーツ、モデルナの接種の登録があり、タイ人などを含め申し込みが殺到したようです。

このワクチンの種類にも最近、タイではローカルニュースで連日報道しており、シノバック製を2回注射して医者が亡くなったとか、ドクターが言うには最近、タイで広まっているコロナのデルタ株(インド株)には、シノバックを2回接種しても効かないので、3回目をファイザー製を接種するようになど、いろいろな情報が入り乱れていて、タイ人の間でも、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカは安心だが、中国製のシノバックは接種を控えたほうがよい、などの認識が広まっています。

タイでの実際のワクチンの用意については、アストラゼネカは今年末までに6100万回分、シノバックはすでに6000万回分が用意されており、今後については、ファイザー2000万回分、モデルナ1000万回分、シノファーム1000万回分などが、9~12月に向けて用意される見込みで、タイの人口6000万人の2回分としても十分な量が確保される見込みですが、それがおそらく、9~12月に集中するので、現在は接種しないで待機中の人が多いため、費用を払って接種する人も、あと1~2ヵ月待つことになります。

アストラゼネカなどは無料提供、モデルナは民間病院での費用を伴う提供などとなるようです。

そこで不安なのが、接種をしない状態でのコロナ感染です。現在、タイでは1日、1万人以上の新規のコロナ感染者が出ており、バンコクでも身の回りの人が「コロナ感染した」という人もいるでしょう。その際、もしかしたら自分もコロナに感染したかも、というケースでは、今ではラピッドテストのコロナ判別キットが出回っているのでまず、それで陽性、陰性を見てみて、陽性の場合は病院で再度、検査するのがよいとされています。

症状はまず、潜伏5日間、症状7日間といわれ、14日間たっても症状が出ない場合は、感染していない模様。
症状は発熱37度以上、せき、頭痛、のどの痛みなどで、味覚がなくなることも多いといいます。感染しても80%以上は重症化しないで治っていくといわれ、重症化の場合は肺炎、呼吸困難となります。
日本人ならスクムビット周辺の病院で検査するのが安心ですが、基本的には病院に行って陽性と判断された場合は、その病院に入院することになります。それでベットが空いていない状況ではまず、自宅待機で、2~3日でその病院に入院することになります。普通、タイ人や日本人で社会保険に入っている人は、指定の病院にかかった場合は無料ですが、社会保険に入っていなくてスクムビット界隈の病院を使った場合は、14日間の宿泊代や治療費などが取られます。

最近、筆者の身近にいるタイ人がコロナで入院し、14日間の隔離を終えて退院しました。23歳と若いので最初、接触を疑われて、37度以上の熱が出て味覚がなくなり、まず、クルアイナムタイ病院に行き、PCR検査を受け、2日後に陽性の通知が来て、その後、自宅待機し、2日のち、その病院に入院しました。6人部屋で過ごしましたが、病院ではほぼ回復していて最後、PCR 検査で陰性となり退院しました。社会保険の病院はクルアイナムタイ病院ではなかったですが結局、費用はかからず。

ワクチン接種をしていない以上はコロナ感染のリスクが高いので、人との接触を避けて外を出歩かない、という人も多いでしょう。それでも1人で住んでいれば問題ありませんが、家族で住んでいる場合は、自分が完全に接触を避けていても、家族から移されるリスクはあります。

現在、タイでは1日の新規コロナ感染者は1万人を超える状況で、感染を防ぐため、タイ政府は人の流れの制限を実施しており、街中の販売店やレストラン、さらには都心の各会社や郊外の工場まで、あらゆる経済、生産活動が影響を受けており、タイ政府の処置に対しての不満も徐々に出て来ています。

先日、ローカルテレビで、コロナに感染したタイの芸能人が隔離された状況で出演しており、6月に2回、シノバックを接種したが、7月なかばにコロナに感染したとしており、重症化はしていないが、ワクチンを接種してもコロナに感染していることがわかっています。

この8月も厳しい規制や制限が続くなか、9~12月には多くのワクチンが用意される予定ですが、すみやかに効果のあるワクチンを2回、接種することで感染者が下降線をたどることにつながるため、タイ政府も効果のあるワクチンの正しい情報を国民に知らせる必要があるでしょう。

 

2021年8月5 タイ自由ランド掲載

 

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