郊外のアウトレットモール、サイアムプレミアムとセントラルビレッジ

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休日にはフードコートも混み合うサイアムプレミアム・アウトレットバンコク
休日にはフードコートも混み合うサイアムプレミアム・アウトレットバンコク

郊外のアウトレットモール、サイアムプレミアムとセントラルビレッジ

郊外のアウトレットモール、サイアムプレミアムとセントラルビレッジ

タイで初のアウトレットモールがオープンしたのは1年前。セントラルによる「セントラルビレッジ」がスワンナプーム空港の近くにオープン。そしてこの6月19日には、サイアムパラゴンなどを運営するサイアムピワット社による「サイアムプレミアムアウトレットバンコク」が、こちらもスワンナプーム空港の近くにオープン。

ライバルが出揃ったわけですが、コロナ禍のこの時期に当たってしまったのはアンラッキーですが、タイ在住者にとっては、混雑していないのはラッキー。実際にオープンしたばかりのサイアムプレミアムに休日に行ってみると、やはり、ターゲットとなる中国人観光客がいないせいか、混雑した光景はなく、その代わりにタイ人のブランド品好きが結構、訪れています。

オンヌット通りーラッカバン通りから行こうと、グーグルマップで現在地を表示して行きましたが、間違えて違う道に迷い込みました。

何とか着いて駐車場に停め、想像していた通りの造りで、ブランド品の軒が連なる感じで、昼過ぎのせいか、やはり日差しは強い。広い敷地でそれぞれのブランド品が出店しており、ちょうどどこもコロナ明けの大セールを展開していました。

 同じく、ナイキは休日には入場制限がある
同じく、ナイキは休日には入場制限がある
セントラルビレッジのフードコートのカオムーデン
セントラルビレッジのフードコートのカオムーデン

その中でアディダスやナイキが入場制限のなか、順番待ちが出ていました。こじんまりしたフードコートも昼時を過ぎているにも関わらず、空いている席はありませんでした。

ひと回りして、そこをあとにし、今度は「セントラルビレッジ」へ。マップを見ると、車でならすぐの感じです。スワンナプーム空港を横目に見て、約20分で到着しました。

こちらも同じような造りで、一軒ずつブランド店を回る仕組みです。

こちらは1年たっているせいか、(2面につづく)客はサイアムより少なかったです。同じようにコロナ明けのセールをやっていましたが、ポロ・ラルフローレンの店などでは、サイアムの方がオープンした当初ということで、セール品がいろいろありましたね。

しかし、のちにセントラルチットロムに行ったときは、同じようにポロのセールをやっており、今の時期、どこに行ってもセールをやっているんだなということがわかりました。

コーチ(COACH)などへも入店し、カバンを見ましたが、最新のものなどでは割引きしていても、都心の店で買うのと大差はないよう。古い型のものや、ここだけの特別なものなどは、大きく割引きしている感じ。

今では街中のブランド品販売店でも、タイ人向けに銀行カードでの購入で、10%、15%割引きをしているので、わざわざ郊外まで出向いて買うメリットがあるのかというと、そうでもない。

わざわざ郊外に入ってまで、ガソリンを使って行く価値はあるのか!初めてならよいですが、リピートする場合はメリットがない場合は行かないわけなので、そのあたり、SNSなどで情報を提供することが必要でしょう。

また、もう少しエンターテイメント性を増やしてもらうと楽しめるのではと思います。

しかし、以前では考えられなかったタイ人のブランド品志向ですが、今後、中国人観光客が、目の前のスワンナプーム空港から行き来する姿が目に浮かびますが、その時に免税の効果を発揮し、外国人の我々もあやかってどんどん安くなれば、その時にはメリットはあるでしょう。

タイの新しい形の、郊外型ショッピングモールとして、このように2ヵ所がオープンしたが、現在、外国人観光客が自由に入国できない状態なので、無料シャトルバスも流動的なため、車で訪れる人が一般的で、タイ人客が多い。2カ所間は車で20分ほどで行ける距離のため、アウトレットモールめぐりはしやすい。

どちらも、4~5万㎡の敷地があり、ブランド店は130店~200店以上。どこも35~70%のセールを実施している。

サイアムピワット・サイモン社では、現在のこの状況ではタイ人客が80%以上としており、外国人が自由に入国できるようになれば、「中国人だけで50~60%を確保できる」としており、中国語のスタッフも用意していて、空港から無料バスで送迎する中国人がターゲットとなる。

それまではタイに居る人が、のんびり散策できるスポットだ。

2020年8月5日 タイ自由ランド掲載