中国のGWMがタイに進出、SUV、ピックアップなど生産へ

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タイで生産されるGWMのSUV、HAVAL
タイで生産されるGWMのSUV、HAVAL

シボレーのラヨーン工場については、中国の大手グレートウォールモーターズ(長城汽車、GWM)が正式に買収し、来年初めからのタイでの生産が始まる予定で、全体で投資額は220億バーツ、3000人の雇用といわれている。

同社のアセアン担当によると、この10月にスマートファクトリーとして整備し、世界基準の生産体制を整え、SUV、ピックアップ EVなどを生産する。また最新のテクノロジーを駆使し、BOIに多くの申請を出しており、それが認められる予定だ。

当初のラヨーン工場の整備は10億バーツほどの投資となり、1年間に8万台の生産体制となる。50%がタイ国内販売、50%がアセアン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカへの輸出の予定。

世界に進出しているGWMの中でタイは、11番目の生産センターとなる見込みで、当初はタイ国内での部品等が40%だが、6年後には部品調達は80%になる見込み。

今後は日本メーカー独占だったタイ市場も、MGに続いて GWMがシェアを徐々に獲得する見通しだ。

2020年11月5日 タイ自由ランド掲載