【なつかしい記事】サービス料10%、VAT7%は取りすぎ?
タイの日本料理店に行くと、最近はサービス料10%、VAT7%を取るところが増えた。材料費が値上げになり、店主としては、メニューの値段も上げたいが、上げれば客離れが心配だから、メニューの料金はそのままで、そのメニューのどこかにサービス料10%、VAT7%は別途にかかります、などと書いて、会計の際に請求するものだ。
このダブル外税は、バンコクでは以前は高級ホテル内のバーやレストランで一般的だった。だから、そういうところに行くと、表示の値段より、20%近く余計にかかるという認識だった。しかし今では、どの店に行っても、表示値段のプラス20%近くがかかり、思った以上の費用がかかることになる。
一番わかりやすいのは、内税での表示だ。250バーツなら会計でその値段を払う。そうすると客として、その店のおおよその1人単価が計算できて、次に行く際にかかる料金が計算できる。
ところで、この外税は、例えば1000バーツの料金がかかったらサービス料10%、VAT7%で、17%が余計にかかり、1170バーツを支払う、と思う人もいるだろう。
しかし、そうではなくて、このVATというのは、トータルな金額に7%がかかるもの。だから、1000バーツ+サービス料100バーツの合計に×7%がかかり、1177バーツが支払い金額ということになる。
そもそも、サービス料というのは、店の従業員に払うチップみたいなものだから、それを100バーツも払うのは多すぎだろう。レストランを取りまとめる協会などが統一価格を設定し、5%ほどに抑えてもらいたいものだが・・・ (M)
2017年8月20日 タイ自由ランド改訂版