日本で定年後タイでボランティア、教員生活の知識生かし学校や孤児院で活動

定年退職後はタイでボランティアに奮闘!

日本で定年後タイでボランティア、教員生活の知識生かし学校や孤児院で活動

以前、本紙で、定年退職後にチェンライで自費でボランティア活動を行う日本人女性、野村さんを紹介しましたが、今回紹介するのは藤原孝太郎さん(61歳)です。

藤原さんは、日本では障害のある子どもたちが通う特別支援学校に勤務。校長先生も務め、60歳の定年退職を期に、交流のあったロッブリーの学校やノンタブリーの孤児院など、何度も訪れていたタイで、本格的にボランティア活動を始めることにしました。

活動内容は主に、NGOスタッフと一緒にタイの地方の障害ある子どもが学ぶ学校や特殊教育センターを訪れ、バリアフリーな環境作りを一緒に考えたり、子どもたちに車椅子を寄付したりと、手足の不自由な人が少しでも快適な生活を送れるように、日本の教員生活で得た知識をいかした活動を行っています。活動を行ううちに、人脈がどんどん広がっていき、今ではタイの学校や障害者のセミナーに招かれたり、そこで講演を頼まれることもあるといいます。

最近ではコンケーン大学で講演をしたそうで、大学周辺は、高層ビルやホテルなどもあり、日本でいう『つくば』のような立派な学園都市で、とても驚いたといいます。そのほか、ブリラムでも日本の大学生と一緒に、障害のある子どもの家のトイレ整備をしたり、パタヤのマハタイという職業訓練学校で障害児キャンプにも参加したりもしました。また、タイ教育省が開催するシンポジウムの準備を手伝ったり、日本の中古の車いすを100台、スパンブリーの福祉農場に輸入する準備をしたり、定期的にロッブリーに出かけたり、バンコクに戻っては、タイで出会った知人と交流したりと毎日大忙しです。

日本の知人に話すと「タイで講演会をしてるの?」とびっくりされるそうですが、「こんなに活動の幅が広がるとは思わなかった」と自身でも驚いているとのこと。タイ語はタイに来てから少しずつ覚えているため、講演会で通訳がいない場合は、英語を使ってプレゼンをしたり、資料を作成したりすることもあります。中学生英語を思い出しながら、なんとか頑張っていますとのことで、退職後に全く新しいことに挑戦する機会が増えるのも刺激的です。

話すととっても気さくな人柄の藤原さん。日本人、タイ人ともに人脈が広がっていくのがわかりますが、思いのほかボランティア活動が忙しくなりすぎて、自分の時間がなかなか持てないのが最近の悩みとのこと。日本とタイを行き来しながらボランティア活動をしていますが、地元の名古屋に帰っても、次のタイ行きのための準備をしたり、さらには、タイで知り合った人達が日本に来ることもあり、その際は日本を案内したりと忙しい日々を送っているそうです。

タイでもゆっくり自分の時間を持つ暇がありませんが、遠出するときはバスやロットゥーを使ってみたり、夕飯には近くの屋台でソムタムを食べたり、1日の終わりにタイビールを飲んだりと、タイが身近に感じるささやかな生活を楽しんでいます。もともとは美術が専門だそうで、たまに時間があるときは、滞在しているコンドミニアムから見えるバイヨークやタイの象などの絵を描いたり、また、日本へのお土産を買いにMBKやチャトチャックを訪れたりします。日本には孫も2人おり、スカイプで話したりするのも、日常のささやかな楽しみといいます。

そんな多忙な毎日を送る藤原さんですが、今後はタイで新たな活動にも取り組んでいく予定とのことで、近々、タイと日本の障害のある子どもたちが描いた絵を展示する「アジア子ども絵画展」を開催予定。日本でも取り組んでいた活動とのことで、独自の世界観を持つ障害のある子どもが描く絵を、世間に広めていきたいとのこと。MBK向かいのバンコク・アート&カルチャーセンター(BACC)で11月初旬に開催するので、興味のある人はぜひ行ってみてください。

 

2017年6月20日 タイ自由ランド掲載

 

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コメント

  1. 以前掲載された方も元教師でしたね。子どもたちと触れ合うのが好きなんでしょうね。前回の野村さんと会ったときに感じたのは、とにかく元気でパワーあふれる方でした。藤原さんも元気に楽しく活動しているんでしょうね。