モノレールのピンクラインはインパクト、パックレット島、イミグレーションに近い
前号でバンコク都内で建設中のモノレール路線イエローラインを紹介したが、同時にオープンが予定されているのが、ケーラーイ~ミンブリーのピンクライン。主にティワノン通り、チェンワッタナ通りからラムイントラー通りを走り、終点ミンブリーまでの34.5km、30駅の高架路線で、 現在、建設工事は7月まで91.74%終了。電気システム系統の処理は89.39%済んでいる。イエローラインとともに2023年1月から3ヵ月間、無料開放といわれているが、こちらはイエローラインと違い、段階的にオープンの模様で、来年末ごろのオープンになるのではといい、まずはノンタブリー行政センター~ラクシー駅を先にオープンの予定。
この路線で、他路線と連絡するのはノンタブリー行政センターでパープルライン、ラクシー駅でレッドライン、ワットプラシーマハタトゥ駅でグリーンライン、終点のミンブリー駅でオレンジラインの4つ。そしてよく見ると、将来的にはグレーラインでワチャラポン駅と乗り換えできるようになる。5、6年先になるだろうが、トンロー通りを走るグレーラインで行きやすくなり、ラムイントラーあたりが意外と近い地域になるかも知れない。
外環状のような感じだから、日本人が多く住む地域ではないが、スクムビットやシーロムに住む日本人も行動範囲が広がる路線ではある。
ガバメント・コンプレックス駅は、タイ政府機関が集まった地域でもあり、タイに長期滞在する日本人なら年に1回、イミグレーション(入国管理局)にビザ更新で出向く人も多いだろう。
さらに、その駅の近くのムアントンタニー駅は、催し会場のインパクトへの足として、乗り換えで行けるようになる。
ノンタブリー行政センター駅はスカイウォークでパープルラインで乗り換えができて、ロータスやエスプラナードとも連絡し、ターミナル駅の様相となる。同じく終点のミンブリー駅もスカイウォークが出来て、オレンジラインとも連絡し、大規模なものとなる。
また、パックレット駅はクレット島行きの船と連絡し、チャオプラヤ川の中にある中州のクレット島は素焼きの焼き物の産地として知られており、日本人ならこの路線で小旅行ができる。
2022年9月5日 タイ自由ランド掲載