ペット市場が活況!コンドミニアムが主流子どもの代わりに犬、ねこ
団子3兄弟ならぬワンコ3兄弟(編集部Jのペットエキスポの取材写真)
タイでもコロナによる自粛から規制が緩和され、特に自宅での自粛を強いられた人たちが開放されて、自由に行き来できるようになった。その自粛を強いられ自宅にこもる時期があり、その時にペットを飼った人も多く、タイではペットビジネスが拡大しており、2022年現在では400億バーツの市場 と地元ローカル紙では報じている。
ビジネスとして大きいのがペットのごはん、えさ。子どもを育てるようにかわいがり、家族の一員として育て、えさも栄養のあるペットフードを分け与える。
ペットビジネスのうち、このペットフードが全体の75~85%を占めているという。先月4~7日までクイーンシリキット・コンベンションセンターで「2023年ペットエキスポ」があり、1日に1万人ほどの来場で盛況だったという。
タイでも少子化が進み、子どもを産むケースが少なくなり、その代わり、ペットを家族の一員にする人は多い。また、バンコクでは一部屋30㎡ほどの狭いコンドミニアムが主流となり、そこで無断でペットを飼っている人も少なくない。
筆者はここ数年まで、タイのコンドミニアムに住んでいて、ほぼ吠えない犬をそこで飼っていた。もちろん住まいのコンドミニアムなので、犬の飼育は禁止だ。それからコロナになってからは住まいが、商業長屋のようなところに移り、それからその犬のほか、ねこ5匹ほどと同居している。
商業長屋ではいっしょに住んでいても問題ない。しかし、ねこはほぼ泣かないので、たぶんとなりには聞こえないので、コンドミニアムなどでも無断で十分に飼えるんだろうなと、想像できる。
実際にねこの方が犬より、飼っているケースが多く、えさの販売量も多いという。
このえさも1ヵ月の出費としてバカにならない。筆者は近くのロータスで1ヵ月に1回ほどまとめて買うが、普通の固形の安いものを買い、特別にプレミアムなえさを買う。合わせて犬だけで2.000バーツぐらいだろうか。
一方、ねこも同じように別途にえさが必要なため、1ヵ月1,500バーツほどを使っている。犬もねこも、食べる際に少しでも喜んでもらえるようにと、お気に入りの費用の高い「おいしいえさ」を買ってしまうことも多い。最近はどんどん新しいプレミアムなペットフードが販売されている。
タイの犬ねこも販売しているKaideeのサイトを見てみると、ぬいぐるみのようなかわいい犬ねこが販売されており、安いもので4,500バーツほど。3万、4万バーツのものも多い。ねこよりもいく分、犬の方が安い感じで、ペットとしてのねこの価値が高いことがわかる。柴犬の販売などでは、2万、3万バーツが普通のようだ。
2023年6月5日 タイ自由ランド掲載