3空港を結ぶ高速鉄道でCPグループが契約の見直し求める
タイ東部の経済回廊(EEC)の開発を進めるEECの開発事務局によると、目玉となるドンムアン空港、スワンナプーム空港、ウタパオ空港を結ぶハイスピード鉄道の建設については、建設を請け負うCPグループが契約の見直しを求めており、現在のタイ政府では決定ができない恐れが出ている。
CPグループは、コロナの影響で状況が変わっており、建設についても、タイ政府が支払う建設費を21ヵ月目に早めてほしい、などの要望を出しており、現在のタイ政府が継続するかが未知数のため、契約の見直しも宙に浮くことになり、2023年6月に建設が始まる予定だったが、ずれ込みそうで、2027年の完成も遅れる恐れが出ている。
EECは、タイ東部でバンコクから近いチャチェンサオ県、チョンブリー県、ラヨーン県の3県で、EV自動車やデジタル関連などの海外からの投資を呼び込むため、タイ政府が、インフラ整備を進めているもので、3空港を結ぶ高速鉄道では、バンコク~ウタパオまでを1時間ほどで結び、そのほか、マプタプット港やレムチャバン港なども整備して、東南アジアの中継地点としての地位を確立しようとするもの。
2023年3月20日 タイ自由ランド掲載