あぱまん情報2021年2月20日掲載
タイは超学歴社会! 学生の6割は女性?
日本は大学進学率が高い国(60%)として知られているが、タイもかなりの学歴社会で、進学率(51%)は年々増加している。特にタイの女性の進学率は高く(女性58.24%、男性44.62%)、日本の女性進学率(58.23%)を上回っている。その結果、タイの大学生に占める女性の割合は6割を超える。また、タイは、「世界一の格差社会」(注01)で「職業貴賤の風潮」があるといわれているが、このようなことから、良い仕事につくにためにも、有名な卒業大学名が必要となるのかもしれない。
タイの学生の90%は国立大学!?
タイの大学の全体数は、2019年5月時点で156校となる(MHESI2019)。国立大学が84校、私立大学が72校で、学生数は約170万人(日本約262万人)である、このうち国立大学生が86.1%(147万人)と日本の21.9%(2020年9月旺文社)とは大きく異なっている。 なお、日本の放送大学のように、入試がなく単位を取得し要件を満たせば卒業できる国立オープン大学は2校(ラムカムヘン大学、スコータイタマティラート大学)で概ね50万人が含まれている。
タイの大学の特徴(学費、制服、授業)
タイの大学は学費が日本の3~5分の1程度ととにかく安い。学費は半期で、国立大学では2~3万B(約10万円)、私立大学でも2倍程度だ。そして、日本と違い、タイの大学生は制服を着て登校する。男性はネクタイに白のワイシャツに黒のスラックス、女性は白のブラウスに黒のスカートだ。 日本の大学との一番の違いは、タイの大学は授業時間が長いことだろう。日本では一コマ60~90分だが、タイは180分もある。 卒業式はロープを着て行い、国王の親族等が卒業証書をひとりひとりに手渡す。卒業日は、授与者の都合により、大学毎に大きく異なる。
タイの大学生の就職先人気No1.はどこ?
企業価値調査を手掛けるスェーデンのコンサルティング会社の調査によると、タイでは、米国グーグル社と国営石油PTTが人気だ。日本企業では、工学部の7位にトヨタ自動車、文科系の7位等にLINE、10位にユニクロが入っている(図表02)。
日本の大学がTWYオフィスセンターに
TWTオフィスセンター(アソーク)には、多くの大学関係のアジア拠点事務所がある。これらの活動については、次回以降に順次ご紹介していきたい。
あぱまん情報の広告" width="701″ height="2101″>2021年2月5日 タイ自由ランド掲載