許可証が出ない物件のケースもあるので、賃貸の時に区役所に確認必要

読了時間 < 1

許可証が出ないケースある、賃貸の時に区役所に確認必要

 

スクムビットのアソークからトンローにかけては、ワッタナ―区役所が管轄で、タイ自由ランドの事業部でも、この地域のレストラン許可や美容許可を多くとっています。

しかし、最近、軍事政権で厳しくなっているせいか、「ちゃんと書類が揃っていない場合は取得できない」となっており、少し困った事態になっています。

最近、弊社で取り扱ったケースについても、賃貸をして、内装もしたのはいいが、「許可証が出ない」という状況。

許可証が出るためには、その物件が商業目的で建てられた建物というのが必要です。ですから、ショッピングセンターなどはOK。大通り沿いの商業長屋でもOKでしょう。

しかし、ソイを入っていった一軒家というのは、もう30~40年前に建てられたものですが用途は住居だったはずです。

これについて許可証が出ないのです。

え~、そんなこと言ったら、一軒家はすべてダメということになる?

数年前までは何の問題もありませんでした。住居目的の建物であっても、区役所側にリベートを支払い、許可証が出ていました。

しかし、1年半ほど前から「正しく許可証を出す」という方針のもとで、この慣習が通らなくなり、許可証が出なくなっています。

用途を住居から商業へと変更するのは、その建物を借りた人にとってはほぼ不可能なことで、家主にとっても無理なことなのです。建て替えない限りは変更できません。

ところで許可証が出ないと、営業ができないのでしょうか?

スクムビットのアソークからトンローあたりまでで、内装を先に済ましたが許可証が取れていない、という店も営業しているところがあると思われます。タイではそのまま、ごまかしながらの営業はできるようですが、労働許可証の中の業務についてもちゃんと書けないし、客から訴えられたときなどに、許可証なしが明るみに出ます。やはりちゃんと取っておきたいものでしょう。

そうなると、レストラン許可証と美容許可証を取る場合は、場所を借りる前に必ず、その建物で許可証が取れるかどうかを確認する必要があります。家主はそのことについては「よくわからない」というかもしれないため、直接、区役所の担当部署で、「あの建物は許可証が取れるのか」を事前に確かめてから、その場所を借りるようにすることが必要です。

他の区役所管轄では、リベートなどで済むようですが、アソーク、プロンポン、トンロー周辺はワッタナ―区役所なので注意が必要です。

 

2017年11月5日 タイ自由ランド掲載

->タイ自由ランドのホームページ

->タイのバンコクで起業

 


 

->会社設立の情報

->タイ自由ランドの情報