あぱまん情報2020年7月20日掲載
タイでのビジネス経験を名城大学で講義
2020年2月7日名城大学の外国語学部のアーナンダ・クマーラ学部長は、タイ・バンコクのTWYオフィスセンターを訪問した際、タイ名城会会長である山口政次氏に、名城大学外国語学部の新入生120名を対象した大学講義を依頼した。外国語学部の学生は、将来海外で働くことを目指しており、学部長からは、タイでのビジネス経験を中心に話していただきたいということであった。
9割の大学が遠隔授業を実施
6月に予定していた日本での大学講義は、コロナの影響により、遠隔授業で行うこととなった。
文部科学省の調査によれば、授業を実施している全国の大学(1,066校)のうち、遠隔授業のみ実施は60%、面接授業と遠隔授業併用は30%、面接授業のみは10%と、9割以上の大学で遠隔授業が実施されている(図表01)。
タイ・バンコクから日本の学生に遠隔授業
世界的な新型コロナウィルスまん延のなか、6月22日タイ・バンコクの事務所から、山口会長は、会議や講義に適したZoomを使って、日本の自宅にいる名城大学の学生ら117人に「世界に羽ばたけ君と僕」と題して、90分の講義を行った。
学生からは、タイの文化、経済、法律など様々な質問が、Zoomを通して発信された。タイ名城会会長のお話を聞けて大変有意義であったとの学生の感想が多くあり、クマーラ学部長からは、山口会長に講義いただく企画を立てることができ本当に良かったとの賛辞をいただいた。
名城大学など対面授業を再開する大学が登場
今回講義した学生を含め全国の新入生は、大学での対面授業が行われていないなど、不安な日々を過ごしている。対面授業が進んでいない理由は、例えば、福島大学のように学生約4万人の55%の県外出身者が、対面授業再開帰省により再び感染リスクが高まることを懸念してのことという。
このような中、名城大学では、不安を抱える1年生の就学意欲を高めようと6月3日から、1年生など一部のみ対面授業を再開するという(図表02)。
学生のために、早く対面授業が再開されることを望む一方、Zoomなどを活用した遠隔授業もさらに活用されることを期待したい。(YA)
2020年7月20日 タイ自由ランド掲載
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