コロナ、結石で病院へ 入院で保険適用 手術は40万?実際は18万バーツ
このコロナの時期に入院してしまいました。まずコロナにかかって自主隔離ののち、2週間ほどしてからサミティヴェート病院に行ったのですが、朝からとっても忙しそうで、体調がよくないため、一週間ほどの入院を想定していたのですが、医者がコロナのあとの症状なので、「気の持ちようだよ」と女性の先生に言われ、「そうか、うつかも知れない」と思いながら変に納得し、せっかく来たのだからと、PCR 検査を駐車場のようなところで受け、この待ち時間が長かったのですが、結果を待たずに帰りました。費用は薬代などを含め1万バーツ近くになり、数時間のち電話があり、「あなたはコロナにかかっていますが、あと数日で自主隔離しなくても大丈夫です」と日本語通訳に言われ自分でももう2週間隔離をしたあとだったので、もう大丈夫だろうというのはわかっていました。
そのあと、「うつ」状態は継続していましたが、気分を変えるため、パタヤに行き、海鮮を食べ、あまり普段食べたことがない「カイプー(かにのたまご)」を食べたのですが、これがよくなかったようです。自分の中ではなぜか、かにみそと間違ったようで、食べても違うものだとわかるのですが、そのときは、3つも4つも食べてしまい、便秘の症状となり、お腹が痛くなり一晩中かなり苦しみました。
ところで、コロナにかかったりと、このところよくないことが起こるので、自分なりにあれこれ考えましたが、親族の葬式に出ていなくて、3回忌にも出席していない、というのも大きいのかな、と考えました。
翌日も相変わらずの状態だったので、その翌日、病院に向かいました。
前回は軽くあしらわれたのでやはり、中堅の病院へと、カミリアン病院を選びました。
この病院はトンローにあって、知り合いの日本人も何度か入院して見舞いに行っているので、ある程度、勝手がわかっていました。
まずは簡単に薬液をお尻に注入して便を出します。それなりに簡単に便は出たのですが、あとが続かず、この際レントゲンを撮ってみることにしました。
タイでの保険では、社会保険には入っておらず、個人的に AIA 保険に入っていますが、毎年1年で4万バーツほどの一括払いで、入院のみ対応で、通院は自費で支払う保険なので、今回はひと晩でも入院という形なので、保険が適用されます。
部屋は一番安い4200バーツの部屋、あとは4500、4700バーツの部屋があり、広さによるようで、その部屋は28㎡でした。動き回るスペースはあまりありませんが、1人入院なら十分なスペースです。
翌日、レントゲンを撮り、腎臓に小さな塊(結石)があることがわかりました。この塊は「放っておいても流れていくでしょう」と3年ほど前に検査をしたときに言われたものでした。その塊がまだ残っていることになります。これが便秘の原因でしょうか。
いずれにせよ、原因を取り除く必要がありますが、その塊を手術で取り除いてくれる先生は土曜日しか来ないというので、それまでからだの状態を整えることになりました。
一番整える必要があるのが血圧ですが、とにかく血圧が高い。平常時で120-160で普通に140-180行きます。
しかし、過去に「血圧というのは、人それぞれ高いとか低いとかいえない」という言葉を信じているので、薬で血圧を上げたり下げたり、1日に何度も病室に看護師が血圧を測りに来るのには、ちょっと辟易という感じです。
でも、若いタイ人女性看護師が次々に血圧を測りに来るのも、息詰まる中での気分転換にはよい。
毎日の食事もとても味がうすい。おかゆが多いですが、ただ薬を飲んで、それでもう胸いっぱいなので、食事はのどを通らないというのはあります。
ところで、病室は5階にあり、半分くらいの病室が埋まっていて、外国人の入院が多いですが、病室の窓からの景色は開放的で、正面に同病院の駐車場が見え、右手のレジデンスが全面ガラスでリゾートぽくてよい。それぞれベランダが同じ向きに配置され、そとに簡易のイスとテーブルが置いてある。常にどのベランダも置いてあるということは、配置を動かせないということだから、売買の物件ではないだろう。オフィスにしている人もいれば住まいにしている人もいて、外国人がほとんどの感じ。
さて、手術は土曜日の夕方に実行されたのですが、イメージではテレビドラマのドクターのイメージですかね。大それたものではありませんでしたが一応、手術階があって、土曜の夕方に静まり返った場所で行われました。
こういう時に現れる助手というのはちょっと不思議な感じです。アシスタントという感じではなく、メイドの若い女の子という感じです。
こういう時は熟練のアシスタントが安心できますが、あまりそういう感じはしなくて大丈夫?という感じでした。
そう思っていると、背中にドスッと注射を打たれて、合わせて3回ほど。これは言われなくても、麻酔、だというのはわかります。そのあと、からだ全体のかなりの部分で、感覚がなかったです。これだけ麻酔を打てば安心だろう、とは思いますね。時間が立って麻酔が切れる、ということはない。
手術は20分くらいでしょうか。結石は皮膚を開かなくても取り除けるようです。麻酔は背中から足まで効いていたので、ほぼ感覚なし。強い麻酔だったです。それからなぜか深い眠りに落ちたので状況を覚えていませんが起きると尿管がつながれて、小便はその状態でやるようです。
この時、眠りは最高レベルで深かったです。そのあと病室に戻って取り除いた結石を見せてもらいました。
これが詰まるのでしょうか?取り除くと便がスムーズになるのでしょうか、ただもう1つ、腎臓で化膿している部分もある、ということだったので、それも合わせて改善する必要があります。
まあとりあえず、塊は取り除かれたのですが、あとはたくさん水を摂取して腎臓の流れをよくするといったところでしょうか。この手術をした先生は土曜日に来るのですが、アルバイトみたいなものですかね。ただ腕はよい先生でレベルは高そうです。
まとめると、先生は初めに受け付けた先生、あと、いつも状況を報告しに来てくれる先生、手術をした先生と3人が担当しました。
入院して6日目で手術し、その次の日が最終日となり、その日にあわただしく清算され、病院の会計から保険に報告が行き、本人が負担する必要のある金額が提示され、それを支払って開放となります。
費用は始めは40万バーツほどと見積もっていたのですが、それほどかからなかったです。合わせて18万バーツ。そのうち、保険が効かない6万バーツほどを払って開放となります。保険でカバーされたのが12万バーツほど。部屋代は1日4千バーツあまりで、7日間で3万弱。手術は1回当たり、どの手術も15万バーツほど保険をかけており、それ以上は自費の設定。
ところで、コロナにかかって食欲が減退してから、この際、いいチャンスだと思って体重の目標を10㎏減とひそかに設定していたのですが、そのあと、結石で入院となり、さらに食欲減退して退院して体重計で測ると10㎏減を達成しており、目標だけは達成されました。
2022年5月5日 タイ自由ランド掲載