閑話休題 特別編(2)東京メガネと西野順治郎氏
冒頭からお詫びです。今回西野さんの記事はチェンマイの話に進む、と予告しましたが、都合で特別編(2)を組むことになりました。読者の皆様、了解お願いします
東京メガネ、徳力勝利(55)さんに取材しました(5月5日)
「私が来タイした時は2003年で、その2年前に西野さんはお亡くなりになっていました。私は初代の児玉、2代目荒巻に次いで3代目の店長として赴任し、駐在は2009年までの6年間です。
今回2回目の駐在で、今年の1月から赴任しています。
さて、東京メガネがタイに進出することになったのは、そごうのタイ進出に伴い、進出を決めたのがきっかけです。
1992年にそごうがタイに開店しましたが、その前から西野さんの法律事務所を利用していたので、その流れに乗って、我が社も西野さんの法律事務所を利用することになりました。タイに来て、右も左もわからない状態でしたが、開店に向けて適切なアドバイスを受けたため容易に、いわゆるスタートアップできました。
特に51%の外国資本規制についても容易にクリアすることができました。
店はエラワンそごう(アマリンそごうの隣の角の建物)の6階にオープンしました。
この頃日本人のお客さんが6割、タイ人が4割という割合でした。
しかし、日本人駐在員のお客さんがスクムビットに多く住んでいるということで、利便を考えて、同時にそごうの撤退に伴い2003年に現在のこの店(スクムビット通りソイ33/1)に移転してきました。
この移転によって、日本人のお客さんの割合が9割に増加しました」
以上、和やかに語ってくれました。
話が西野さんから東京メガネに移りますが、読者の中でこの店を利用している駐在員が多くいますので、悪ノリして続けます。東京メガネの創業は、1883年(明治16)で今年で138年になり業界では一番の老舗となります。
著者が若い頃「メガネは顔の一部です、だから東京メガネ」の宣伝文句を聞いたことがあります。
現在も西野さんの所属していたテレキー&ギビン法律事務所を利用していますが、顧問契約の際、西野さんは日本の上場企業とは別料金の低料金を設定し、現在に至っています。
ついでながら、著者もオープン時から東京メガネを利用しており、作ったメガネが遠視、近視を合計して15本位になります。
宣伝っぽくなりますが、東京メガネは当初からこのフリーコピー誌「タイ自由ランド」に欠かすことなく広告を掲載し、現在に至っています。
話の締めとして、タイに進出して約30年になりますが「西野さんのお影で今日の会社が継続している」といっても言い過ぎではないでしょう。もちろん、お客さんあっての話ですが。
(次回へ続く)
2021年5月20日 タイ自由ランド掲載