大麻のビジネスが活況、アセアンの中心にタイ名乗り!
タイでは大麻、いわゆるタイ語でカンチャー、カンチョンが解禁となり、商業ビジネスとして大手企業らも熱い視線を向けている。
2024年には210億バーツの市場となると見られており、オーヨー(食品衛生検査局)への許可申請では1日に2~3千件が申請しており、コロナ禍で景気が低迷しているなか、ビジネスとして活気づいている。全世界では5000億バーツのビジネスで年々17%増以上の伸びという。
カンチャーの使い道としては、食品や薬のほか、ドリンクや化粧品、タイハーブ、観光向け、健康サプリなど、5年間でアセアンのカンチャーセンターとなることを目ざしている。
もともと、タイでも、古来から重宝されてきたタイハーブなので、その効能は一般的に知られており、 リラックス 効果や開放感が得られること、健康改善、がんの治療などに有効とされる。
医薬品としては、THCやCBDの成分が入った大麻オイルなどは以前から承認されており、今回、一般向けの自由化が実現し、タイ国内の農業等を育てる意味で、輸入は禁止となる。
大手CPグループも大学と組んでの研究とともに、別途に販売もいち早く着手しており、イチタンやカラバオグループなどもドリンク販売で競っている。
また、大手レストランのZENも、タイ料理店のタムムア、ラオユアン、キアンなどがあり、メニューを追加するとしていて、試してみたいという人が多く、メニューに入れると売り上げは15~20%増になるだろうとしており、カンチャー入りのナムパラーラーなども今年後半に売り出す予定だ。
そのほか、観光業でもカンチャーは注目されており、コロナあとの需要として、カンチャーの葉を用いた製品、乾燥カンチャーの製品などが観光客向けにも売り出されるとしている。
2021年4月20日 タイ自由ランド掲載