バンスー中央駅が始動へ、ワクチン接種場所、レッドライン乗り入れ

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バンスー中央駅が始動へ、ワクチン接種場所、レッドライン乗り入れ

バンスー中央駅の前には従来のローカル線、バンスー駅が拡がる
バンスー中央駅の前には従来のローカル線、バンスー駅が拡がる
ほのぼのした従来のバンスー駅
ほのぼのした従来のバンスー駅

コロナ禍でワクチン接種が進むなか、バンコクでは最大規模のターミナル駅「バンスーグランドステーション(バンスー中央駅)」がオープンします。まず、7月28日にレッドラインの乗り入れが始まるといわれていますが、その前に現在、ワクチン接種の大会場となっていて、多くのタイ人が接種目的で出入りしています。

そのターミナル駅に実際に行ってみましたが、スクンビット界隈からなら MRT地下鉄のブルーラインでバンスー駅まで行き、そこから地上に出ると、目の前にターミナル駅が広がっています。

まだ、地下鉄がターミナル駅と連絡していない状態なので、いったん地上に出なくてはならず、それもターミナル駅の裏手の方に出ることになります。そこは従来のローカル線がまだ走っていて、ほのぼのとした雰囲気で、これらのローカル線はすべてターミナル駅に吸収され、東北線、北部線、南部線など26ホームが配置されることになり、すでに完成しています。

ターミナル駅のグランドオープンは11月の予定ですが、まずはワクチンの接種会場が優先という感じのようです。このターミナル駅に乗り入れる線については、ランシット~バンスー、タリンチャン~バンスーのレッドラインがまず7月から、さらに従来のチェンマイ~バンスーやウボン~バンスー、スンガイコーロク~バンスーなどの、フアランポーン駅が終着だった路線がすべて取り込まれます。

さらに今後、新設される路線のターミナル駅として重要なのは、3空港のドンムアン~スワンナプーム~ウタパオを結ぶ路線の停車駅として機能します。
またMRT地下鉄の連絡ターミナル駅としても地下で連絡します。

ターミナル駅としてバンスーグランドステーションの風貌は、まさにスワンナプーム空港が出来たときのような、インターナショナルな造りで、タイ国内最大のターミナル駅としての威厳と風格を合わせ持つすばらしいものですが、、これに見合う新幹線のような高速鉄道も、チェンマイ~バンコクを3時間で結ぶ路線などの建設も進んでいますが、その実現がいつになるのか、注目されます。

また、ターミナル駅の周辺は遊休地が多く、民間に貸し出しての開発が計画されており、大規模商業施設やホテル、オフィス、コンドミニアム等、200ライ以上に及ぶ地域での開発が練られています。

バンスー中央駅の様子 https://www.youtube.com/watch?v=xu9zJiIRCCA

2021年6月20日 タイ自由ランド掲載

 

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