【タイの田舎の小さな家から】タイで作る日本料理 卵焼き
タイの田舎の小さな家から
タイで作る日本料理 〜 卵焼き編 〜
チェンマイ郊外の小さな村より
2024年7月
サワディーカー!タイの田舎に移住して早3年、毎日が冒険の連続です。今日は、私がこの小さな家で作り続けている「卵焼き」について語らせてください。日本を離れて初めて気づいたんですが、卵焼きって本当に奥深いんですよね。
タイの市場で手に入る材料と、おばあちゃんから受け継いだレシピを組み合わせて、今では村の人たちにも大好評の「タイ風日本の卵焼き」が完成しました!今回は、そのレシピを特別に公開しちゃいます。
深夜食堂との出会い
タイに来てから、なぜか深夜食堂のドラマを見返すことが多くなりました。特に卵焼きのエピソードは何度見ても心が温まります。マスターが静かに卵を溶いて、丁寧に焼き上げる姿を見ていると、「あ、私もちゃんとした卵焼きが作りたい!」って思うんです。
小林薫さんの演じるマスターの手さばき、見てるだけでお腹が空いてきませんか?この動画を見るたびに、「今日も美味しい卵焼きを作ろう」って気持ちになるんです。
タイで作る絶品卵焼きレシピ
材料(2〜3人分)
4個(タイの卵は小さめなので日本より1個多め)
大さじ1(ヤシ糖でもOK!)
ひとつまみ
大さじ2(鰹節は貴重品!)
適量(ココナッツオイルもおすすめ)
ナンプラー少々(隠し味)
作り方
卵を溶く
ボウルに卵を割り入れ、菜箸でしっかりと溶きます。タイの卵は黄身が濃いので、色がとても綺麗になりますよ!白身が完全に切れるまで混ぜるのがポイントです。
調味料を加える
砂糖、塩、だし汁を加えてよく混ぜます。ここで隠し味のナンプラーを少々加えると、タイならではの深い味わいが生まれます。でも入れすぎ注意!
フライパンを温める
卵焼き用のフライパンを中火で温めます。タイは暑いので、火力の調整が日本より難しいんです。最初は弱めの中火がおすすめ。油を薄く敷いて全体に馴染ませます。
1回目を焼く
卵液の1/3量を流し入れ、全体に広げます。半熟状態になったら手前から向こう側へくるくると巻いていきます。最初は形が崩れても大丈夫、練習あるのみです!
2〜3回目を焼く
巻いた卵を向こう側に寄せ、空いたスペースに油を敷きます。残りの卵液を半分流し入れ、先ほどの卵の下にも卵液が回るように傾けます。同様に巻いて、最後の卵液でもう一度繰り返します。
形を整えて完成
フライパンから取り出し、巻きすやキッチンペーパーで形を整えます。少し冷ましてから切ると、断面が綺麗になります。タイのジャスミンライスと一緒に食べると最高です!
タイならではのアレンジ
ハーブ入り卵焼き
庭で育てているパクチーやバジルを刻んで入れると、タイらしい香り豊かな卵焼きになります。特にタイバジルは絶品!
ピリ辛バージョン
細かく刻んだプリッキーヌー(タイの青唐辛子)を少し加えると、大人の味に。辛いもの好きの村人たちには大好評です。
村の人たちとの思い出
最初にこの卵焼きを村のおばちゃんたちに振る舞った時、「これは何?甘いの?」って不思議そうな顔をされました。でも一口食べてもらうと、「アローイ!(美味しい!)」って笑顔になってくれて。今では月一回の集まりで必ずリクエストされる人気メニューです。
面白いのは、村の子どもたちが「卵焼き作って〜」って遊びに来るようになったこと。タイの子どもたちにとって、甘い卵料理は新鮮な驚きだったみたいです。一緒にキッチンに立って、卵を混ぜるお手伝いをしてくれる時は、本当に幸せな気持ちになります。
タイで作るコツ・注意点
温度管理:タイは暑いので、火力の調整に注意。日本より弱火でゆっくり焼くのがポイントです。
材料の保存:卵は常温保存が基本。冷蔵庫がない家庭も多いので、新鮮なものを選んで早めに使い切りましょう。
道具選び:タイの市場で売っている中華鍋でも意外と上手に作れます。慣れれば専用のフライパンより使いやすいかも!
まとめ
タイの小さな家で作る卵焼き、いかがでしたか?遠く離れた異国の地でも、丁寧に作った家庭料理は人の心を温めてくれます。深夜食堂のマスターのように、一つひとつの料理に愛情を込めて作ることの大切さを、タイの生活を通じて改めて感じています。
皆さんも、ぜひこのレシピで卵焼きを作ってみてくださいね。そして、もしタイに遊びに来ることがあれば、我が家の卵焼きもぜひ味わってみてください!
タイ在住ブロガー
チェンマイ郊外より愛を込めて