【なつかしい記事】「プーパッポンカリー」食べ比べ
最近行ったタイ料理店の話である。
1つ目はオンヌット通りに入り、車で7分ほど行った右手にある「クン・パオ・オンヌット」。文字通り、オンヌットのえび焼き屋さん。オープンエアで、ゆる~い時間が流れていて、居心地がよい。イケスもあってシーフードが売りだ。
ここで「プーパッポンカリー」をオーダーしてみた。知る人ぞ知る「かにの玉子とじ、カレー風炒め」である。味には無頓着風な雰囲気のある店だったので、ほとんど期待していなかったのだが、これが意外とおいしい。「なかなかイケる」のである。
その後、何日かたって、ひさしぶりにランナム通りに出向くことがあったので、「クアン・シーフード」に立ち寄ってみた。このあたりでは有名なシーフードレストランである。
以前、クン・パオ・オンヌットで食べていた味がまだ頭に残っていたので、こちらでも「プーパッポンカリー」をオーダーしてみた。
やってきた一品は結構、豪勢で300~400バーツの値段相応のものである。ひと口食べてみると、「あれ?クン・パオとそう変わらないなあ」という感じで、両者ともおいしい。
もう少し、この料理の説明をすると、カニ1ぴきを無造作にたたき割って、玉子や、カレーの元となるウコンなどとからめるものだが、出来具合の決め手となるのは、玉子のとろけ具合。これがカスカスだとダメ。とろ~りとしていてうまくカニ肉などとからみ合っているのが、よしとされる。さらに人気店のものは、今、さっきまで生きていたカニ!
それを調理しているので、わかる人はわかるのである。例えば、「カニ肉がやわらかくて少し甘みがある」とか。
上記の両店は、これらのうんちくをクリアした店のようだから、それなりにおいしいといえるのである。
まあ、どんぶり茶碗にごはんを入れて、その上にのっけたら、親子丼と変わらない!という意見もあるが、そう言われるとそうだ。タイ料理にしてはピリピリ辛くないので、日本人には人気がある一品である。
両店ともスクムビット在住者には少し行きにくいが、機会があればぜひどうぞ。 (M)
2015年1月5日 タイ自由ランド掲載