【なつかしい記事】バンラックの老舗店を巡るフードツアー

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バンラックの老舗店を巡るフードツアー
バンラックの老舗店を巡るフードツアー

http://bangkokfoodtours.com/

バンコクでは戒厳令下で外に出るのも控える状況が続いていますが、今回は食べ歩きツアーに挑戦しましたので、それを掲載いたします。

また、バンコクが平和を取り戻したら皆さんも、参加してみて下さい。

ということで、今回参加した「バンコク・フード・ツアーズ」は、観光客や在タイ外国人ならなかなか接することができないローカルな場所を英語で紹介しながら、実際に数種類の食事を体験できるというユニークなツアーです。

今回、申し込んだのは「バンラックの歴史と食べ歩きツアー」。バンラックエリアでローカルな食事を体験できるツアーとのことですが、どこに行くのかは知らされていません。

当日は、カナダやオーストラリア、フランスから来た観光客の参加者が集まりました。英語が上手なタイ人のガイドさんも到着し、サパンタクシン駅からチャルンクルン通りに向かって出発です! ところで、みなさんは、タイ人が普段利用しているような屋台や食堂で食事をすることはあるでしょうか。私は実は、普段からローカルのタイ料理に親しんでいます。しかし、このツアーでは、①過去にはバンコクの中心地だったバンラックの歴史もガイドしてくれる ②20年かけてリサーチしたという、ローカルながらも老舗の人気店を紹介してくれるとのことで、食べる意外にも楽しみがありそうです。

さて、一軒目は駅からすぐ近く、チャルンクルン通りのロビンソンの向かい、セブンイレブンの隣の小路を入っていきます。このエリアは屋台が密集していますが、その中でも中国から来たオーナーが開いたという老舗のローストダックのお店で「ローストダックのせご飯」を試食しました。柔らかいダックに秘伝の甘辛いソースがかけてあります。

ちなみに食べ物は、試食用の小さいサイズが出るか、みんなでシェアしながら食べます。試食という感じですね。

1軒目が終わり、チャルンクルン通りをさらに進んでいきます。バンラックにはお寺から教会、モスク、中国寺院と様々な宗教の建物が混在していて、いろんな国からやってきた料理店もたくさんあります。2軒目はもともとはインド人が開いたというムスリム料理店です。

お店の人気メニューというチキンとカボチャのパイを食べました。輪切りのきゅうりが入ったソースをかけて食べる不思議な料理で初めて食べましたが、パイのさくさく感やソースの甘酸っぱさが意外に相性がよく、とてもおいしかったです。

3軒目は、チャオプラヤー川を船で渡ったところにある、向こう岸のイサーン料理店です。タイ人以外は、まず入らなそうな、本当にローカルなお店でした。穴場中の穴場のようですね。ここではイサーン料理の代表格、パパイヤサラダの「ソムタム」、タイ風鶏のから揚げ「ガイトート」、あぶり豚肉をタイハーブで和えた「ナムトック」をカオニャオ(持ち米)と一緒に味見しました。お店は小さく、本当にローカルな感じですが、料理はタイのハーブが上品に効いていて、参加者は皆ここが一番おいしかったと言っていました。

ツアーはまだまだ続きます。4軒目は、チャルンクルン通りにまた船でもどり、背の高いステイトタワーホテルのすぐふもとにあるかわいいカフェでおやつタイムです。このお店は一見新しくてかわいいカフェですが、なんと60年以上も続く老舗のパン屋さんだそうです。緑色のタイカスタードパンとタイミルクティーをいただきました。

そして、最後の店はシーロム通りのレストラン「カルパブルック」です。これまで食べてきたローカルな雰囲気漂うお店とは違い、とてもきれいなレストランで、緑あふれる中庭にも席があります。ここは王族関係の人が秘伝のロイヤルレシピを使った料理を提供していて、タイ人の間ではとても有名なお店です。

意外にあっという間の3時間でしたが、いろんな名店を知ることができて、さらにはバンラック通にもなれました。なんだか、これで終わりなのは、もったいない気がします。今度は友達を連れて、自分が同じ店を案内してあげたら面白そうです。(編集部 S)

 

2014年6月5日 タイ自由ランド掲載