第2のチャイナタウンが出来上がりつつある!
第2のチャイナタウンが出来上がりつつある!というので、実際に見に行くことにした。BTSから地下鉄に乗り換え、ホワイクワン駅でおりて、そのまま地上に上がったところ。ちょうどラチャダーの交差点になるが、LIFE@ラチャダーやIDEOのコンドミニアムがそびえたつ通り。
プラチャラットバンペン通りといい、実際に交差点から中ほどに歩いてみると、まずはトヨタのショールームがデンと構え、それが過ぎると、中国人向けの中国料理店などが立ち並ぶ。
通りの両側に中国の商品を売る店が目立ち、美容関係から薬、化粧品、ワニバック、つばめの巣、スパ・マッサージ店など様々。タイ-中国の国際輸送のサービス店もあり、どちらかというと卸売り業者の趣きだ。街行く人は中国語の会話が目立ち、確かに、静かに、そして着実に第2のチャイナタウンが出来つつあるように思われる。
この通りは800mほどいくと、枝分かれしていて、ラプラオなどへの抜け道になっているが、地元紙などによると、この800mほどの通りの両側に209店舗ほど店があり、中国人が経営する店はそのうち30%にものぼるという。
土地、建物を持つタイ人オーナーがそれぞれ中国人に貸しており、家賃もタイ人に貸すよりも3倍の価格で貸せるという。
主に中国人が中国人向けに商売をしており、中国製品の販売や中国料理店など。夕方から店を開き真夜中まで営業する店が多い。
タイで生活を送る中国人による新しいチャイナタウンともいえるが、来年早々には通り沿いの中国人経営者の割合は50%ほどまでになるといい、中国人パワーがタイを活気づかせている。
確かに通り沿いでは改装中の店舗が4~5店あり、おそらくは中国人経営者の店になるのだろう。
同地に中国人が集まる理由では、ラチャダーピセック通りにはグループツアーのための格安なホテルが点在しており、中国人観光客も結構、多いこと。また、フアイクワン周辺は3000~10000バーツほどの格安の賃貸アパートが多く、中国人が生活を始めやすいこと。また中国大使館が近くにあること。さらには地下鉄ホワイクワン駅から歩いての距離で非常に便利なこと。
駅に近い中国料理店「中華小吃」は、素朴な店構えだが、店内は中国人の客で混雑している。東北地方や雲南の料理が食べられる。中国料理店はこの通りにまだ7~8軒ほどしかないため今後、中国人向けの家庭料理の店がさらに増えてくるだろう。
ところで、駅前のIDEOラチャダーのコンドミニアムは、35㎡の広さで家賃15000バーツ、25㎡で家賃12000バーツなど。向かいのLIFE@ラチャダーは32㎡で家賃14000バーツ、41㎡で家賃17000バーツなど。料金的にはBTSオンヌット駅前の物件と似たような感じのため、日本人はオンヌット方面を選ぶことが多いが、アソークのビジネス街やラチャダーで働く日本人にとっては、住むのに便利ではあるだろう。
2016年9月20日 タイ自由ランド掲載
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