新規コンドミニアムの販売で外国人の半分は中国人の購入
タイの不動産コンサルティング会社JLLによると、今年前半のコンドミニアムの購入で、外国人のうちその半分が中国人による購入だった、としており、外国人の中では現在、一番、中国人がコンドミニアムの購入が多いことがわかった。
場所では、ラチャダーピセック通りからラマ9世通り周辺の物件で、スタジオ、1ベッドルームのタイプが多く、価格は150万~300万バーツほどの物件が人気という。
バンコクには現在、中国企業が次々にやって来ており、そのスタッフらの購入によるものや、あるいは自分で住む中国人、そのほか、投資のために購入するケースも多いという。
投資のケースでは、タイ旅行の際に使うケースや、中国人のタイ旅行者向けに貸し出すケースなどもあり、タイは中国人にとって身近で最も来やすいリゾート地のため、それらの旅行者向けに購入しているケースも目立つという。
また、中国人の富裕層では600万バーツ以上のスクムビット界隈やチャオプラヤー川沿いの豪華な物件なども購入しているという。
一方、中国政府が現金の流出を防ぐため、1人で1年約160万バーツまでと規制していることについては、人気の物件がそれほど高くないため、中国からの送金は問題ないとしている。
そのほか、タイや外国の銀行がコンドミニアム購入に関して、外国人のローンを扱っているところもあり、労働許可証を持っているなどの条件で、ローンを認めている金融機関もあるという。
2018年7月5日 タイ自由ランド掲載
->タイのニュース
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コメント一覧
外国人のコンドミニアムの1棟あたりの取得率の制限がなくなったら、外国人に買いしめられる物件も出てくるでしょう。多国籍な住まいというのも治安や騒音の問題がなければ楽しいでしょう。
中国の景気が停滞気味だというニュースを、時々耳にしますが、投資への意欲はまだまだ高いようです。日本人に比べ、中国人は個人でも海外へどんどん気軽に投資しますが、華僑とのネットワークも強いのでしょう。