【なつかしい記事】韓国本場のひと皿ご飯!

読了時間 < 1
韓国本場のひと皿ご飯!
韓国本場のひと皿ご飯!

 

大規模な改装工事が終わり、最近リニューアルオープンしたエカマイのゲートウェイ。 マックスバリュのある地上階(G階)のフードコートエリアもリニューアルし、以前よりも店舗数が増えました。タイ料理の店を中心に、スイーツの店なども充実しています。

そのフードコート内に、以前本紙にも度々登場した、日本語ペラペラで、料理教室の先生でもある韓国人のサニーさんが韓国料理の店をオープンしたと聞き、訪ねてみました。

最近は、バンコクのあちこちで「ボンチョンチキン」などの韓国料理のチェーン店を見かけるようになり、タイ人の間でも以前よりも親しみやすい料理となりました。

しかし、「チェーン店の料理はとても値段が高いし、味も韓国の本場のものと違う場合がある」とサニーさん。タイ人に本物の味をもっと庶民的な価格で食べてもらおうと、フードコート内へのオープンを決めたそうです。

タイ料理のガパオやバミーを意識して、一皿100バーツ以下で食べられるワンプレートのメニューを考案。チキンダッカルビ・ライス(88バーツ)と豚肉ブルコギ・ライス(88バーツ)はご飯の上にお肉が乗ったものなので、韓国料理初心者でも食べやすそう。

どちらも韓国スタイルのBBQで、通常は牛肉を使うことが多いですが、値段が高くなってしまうのと、タイ人が食べやすいようにと、チキンと豚肉で代用したそうです。

また、タレの素となるコチュジャンやその他の調味料、キムチなどはすべて韓国から取り寄せています。キムチの白菜は、タイ産のものだと葉が小さすぎて、本物の味がでない。調味料は韓国から取り寄せないとなかなか本場の味には近づけないとサニーさんはいいます。

そして、サニーさん一押しなのが、2日かけて作った特製ソースが自慢という韓国式ジャージャー麺(88バーツ)。ジャージャー麺といえば中国発祥ですが、日本のカレーライスのように、本場のものをアレンジして、食べやすくした料理とのことで、かぼちゃやじゃがいもを隠し味として入れた真っ黒なソースが特徴です。食べたことがない人は、見た目に驚いてしまいますが、味はそれほど濃いわけではなく、具は豚肉ミンチのほか、大豆も入っており意外とヘルシー。

そのほか、ライス付きのキムチチゲスープ(50バーツ)、海鮮入りの韓国式チャンポン(85バーツ)、トッポギの入った辛いラーメン(70バーツ)などがメニューにあり、どれも他の韓国料理店では食べられないような低価格で販売しています。

しかし、周辺のフードコートは一皿40~50バーツが平均。また、どんな料理か想像がつかないため、興味を持ってくれても、注文してくれないとのことで、忙しい時間帯はずっとサニーさんがお店に常駐して対応しています。

ちなみに、同じフードコート内に、そのほか2店舗の韓国料理店がオープンしており、サニーさんの店のすぐ隣には、韓国人向けフリーペーパーを発行している人がオーナーという創作料理「ブルゴギバーガー」の店がオープン中。

そして、もう少し離れたところには、以前スクムビットで韓国料理をオープンしていたオーナーの店という「MANI MANI」がオープン中。ここでもワンプレートのご飯ものや、キムチ入り餃子などがメニューにあります。

また、同じ階の「しゃぶし」の隣には、韓国で人気のスイーツなども提供するカフェ「SULBING」がオープン予定で、現在準備中。「しゃぶし」と同じ位の広い面積で、さらには外から直接店に入れるつくりで、24時間営業を予定しているとのこと。

タイに長年住んでいる韓国人に話しを聞くと、以前は韓国人がタイにもたくさん住んでいましたが、ビザが年々厳しくなり、特に8年ほど前から激減し、それにともない韓国料理の数もかなり減ってしまったとのこと。

一方、タイ人向けの韓国料理チェーン店や韓国系カフェなどは徐々に増えてきているそうで、サニーさんも、その流れにのって、韓国料理が受け入れやすくなったタイで、もっと手軽に食べてもらおうとタイ人向けに奮闘中です。

また、サニーさんの店では、ビビンバやチヂミ、韓国式海苔巻きなどのもっと本格的な料理も、事前に連絡をすれば作ってもらえて、スクムビット界隈なら500バーツ以上の注文でデリバリーも可能。

サニーさんのお店「MANIYA」の場所は、KFCのある方面から探すとわかりやすいです。ハンバーガーショップの真向かいにあります。興味のある人はこの機会にぜひどうぞ。

 

2015年10月5日 タイ自由ランド掲載

★★★ 関連リンク★★★

サニー先生のタイの素材で簡単料理 「第1回 ひと口チヂミ」