【なつかしい記事】ソンクラーの漁村でゆっくりとロングステイ

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タイのソンクラー1人ロングステイをする鈴木さん(仮名)。

今回はわざわざ90日ごとの出頭をするのにバンコクまでやって来た。午後2時40分のハジャイ発の列車の切符を予約し、当日は時間通りにソンクラーからやって来たが、4時間遅れで6時半ごろ出発。

タイの田園風景を見ながら夜通し過ごし、バンコクに着いたのは翌日の昼2時半ごろ。20時間も2等の座席に座るというタフネスだ。料金は475バーツ。

フアランポーンの駅向かいのステーションホテルに泊まるのに便利、ということで列車を利用しているが、20時間座りっぱなしというのはスゴイ!

そして、ステーションホテルもこの暑い中、エアコンなし、というから62歳になってサバイバルに挑戦する鈴木さんだ。1泊は280バーツ。

日本人とたわむれるのは嫌いで、日本から郵送した本を思う存分読みたい!ということでソンクラーでロングステイし、今は1年で50~60冊は読めているという。それでも残りの本は数百冊にのぼるらしい。

60歳から年金をもらい、70%に減額で、約15万円が10万円ほどで、タイの銀行に振り込まれ、バーツになると26000バーツほどにしかならない。以前より8000バーツほどは目減りしている。

1ヵ月の出費は20000バーツほどでおさえており、そのうち家賃や光熱費で4000バーツほど。

円安の目減り分は「毎日飲んでいたビールを1日置きにしたり、吸っていたたばこの数を減らしたり」という対応だ。

ソンクラーは漁村だから魚が豊富。たまには市場で何匹か買って近くでロングステイする欧米人などといっしょに食べたりもするという。

また、30年ほど前には喫茶店をやっていたこともあるので、ケーキを焼いて、同じアパートに住むフィリピンの英語教師にあげると喜んでくれるとか。タイの高校の英語教師をしている。そのほか、中国の領事館で働く中華系タイ人なども住んでおり、まわりには若い女性が多いという。

将来的にはチェンマイやチェンライに移動したいと思っているが、あと数年はソンクラーで過ごすつもりだ。

 

2015年5月5日 タイ自由ランド掲載

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