入院保険改定の問い合わせはパシフィッククロス医療保険会社へ
政府(タイ保険省)による民営の医療保険への介入はよし、と好評なのが、今回改定された入院保険です。新保険の商品名は保険会社によってまちまちですが、ニュースタンダードとかニューノーマルとかいかにもナウな名前を付けて販売しています。
ちょっと皮肉なのは、政府の保険介入といえば、つい最近のパンデミック中の入国用10万ドル保険とか、リタイヤメントビザ(O-A)用300万バーツ保険とかでなにかと厄介で高額な保険を強いられたのに批判の声もあり、そもそも強制保険たるものはクルマの自賠責のように誰もがカンタンに手ごろな負担で加入できる制度を政府が整備してくれていてもいいのでは、とか、さらには実際にコロナ感染した際の保険対応にしても、アビガンこそ対象となったものの中盤から突如給付ハードルが高くなり、入院受給には体温、脈拍数、血中酸素濃度などでキビシイ最低基準が課されました。
そんな背景もある中で、今回の手直しが意外にも賞賛される理由の一つは、これまでどうしても歯車がかみ合っていなかった外来病棟現場での治療費の実態と医療保険との整合性への取り組みが見られたことです。これには政府指導が必要でした。
これまでは、医療保険の根本的区別である入院保障と外来通院保障の壁間の分断で給付根拠がバラバラであった点にメスを入れて一括した診療報酬をそがさないよう修正し、外来治療であっても多くのケースの場合は入院保険から支払われる新商品となりました。その結果、外来通院保障を保険から削除すれば掛け金が2割安くなるという従来からの購入トレンドを後押し一層安心感が伴います。
たとえば、入院前後の外来治療はもちろんのこと、一般的に外来ベースで受ける人工透析やガンの放射線治療、化学療法も外来特約なしでも入院保障給付レベルが支払われるに至りました。しかし注意したい点は、更新契約の場合は、旧保険のまま継続するのも政府容認下のためこの点ぜひ、自身の保険をチェックしてみてください。今回の改定は外来病棟での無保険診療のギャップを詰めたという点で評価に値します。
もちろん、保険内容がいっそう充実するので入院保障部分の保険料の若干のアップは避けられませんが、対策として医療費の一部を新たに窓口負担するなどして旧保険料より安くもできます。
ただし、保障プランのランクを下げてのコスト軽減は禁物です。 気がかりな点は、日本人の行く病院スタッフの方たちの間での今回の改定ポイントの認識不足により外来窓口(OPD Cashier)でのキャッシュレス治療拒絶などが予想される場面です。そのような場合は保険会社に連絡してもらってください。
最近では6月の大麻解禁で在タイ日本人の間で、大麻吸引による意識障害の外来、入院治療が増えています。大麻吸引による治療について、医療保険ではカバーされません。従来からのアルコール同様に向精神物質は約款上免責となっています。
最近では6月の大麻解禁で在タイ日本人の間で、大麻吸引による意識障害の外来、入院治療が増えています。大麻吸引による治療について、医療保険ではカバーされません。従来からのアルコール同様に向精神物質は約款上免責となっています。
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