【なつかしい記事】在タイ韓国人向けフリーペーパー18年の「僑民」
タイのバンコクで韓国人向けに出ているフリーペーパー「僑民」。すでに18年を迎えるという老舗雑誌だ。
中を見ると、え~、タイにこんなに韓国系の会社があるの?と驚くくらい、韓国の会社の広告が載っている。韓国人編集長のキムさんによると、毎回5000部を発行しているという。
最近はサムスンやLGなど韓国企業の勢いがタイでも増しているが、キムさんによると、タイのバンコクに在住する韓国人は35000人ほど。このところの入国管理局の締め付けにより1~2千人ほどが減ったという。この締め付けというのは、韓国人はタイ滞在がノービザで3ヵ月できるが、国境を越えて戻ってきて3ヵ月を有効にする行為などをシャットアウトした。一度、韓国に行ってしばらくしてまたタイにやって来れば、普通に3ヵ月はもらえるため、露骨に出入りしない限り、空路ではノービザ3ヵ月は有効のようだ。
韓国企業はタイのほか、中国、ベトナム、インドネシアなどで事業展開しており、中国が1位、ベトナムが2位という感じだという。
最近は、バンコクでの韓国料理店も減っているように感じるが、郊外などではタイ人がオープンする韓国料理店もあり、それが増えているという。
日本人にとっては定年を迎えた高齢者のロングステイをする場所としてタイが注目されるが、韓国人も、そういったロングステイをチェンライで行っているという。規模は小さいが、韓国教会を建てて、韓国人を集め、コンドミニアムなどを購入する人もいるという。
2014年11月20日 タイ自由ランド掲載