違法にゴミ輸入し処分、許可無しでリサイクル工場摘発

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違法にゴミ輸入し処分、許可無しでリサイクル工場摘発

外国から違法にエレクトロニクスのゴミが輸入され、タイの工場で処分されている件について連日、関係当局が、工場に踏み込み、摘発しているが、6月8日もチョンブリーのバンラムンで、警察や工業団地事務所、区役所関係者などが、工場に乗り込んだ。

4ライ余りの敷地で、塀で囲いがあり、侵入すると、外国人労働者らが散らばって逃げたが、その21人を拘束。皆、ミャンマー人で13人が滞在許可証を持っていなかった。

責任者の中国人は、チュンヨンリン39歳。工場は4棟あり、エレクトロニクスのゴミはコンピューターや電化製品などで何百トンもあった。

プラスチックをつぶす機械も隠れたところに置いてあり、排水も垂れ流されていた。

この工場については、付近の住民からの苦情が出ていて、工場の営業許可証をまだ取っていない状態だったという。

そのほか、違法に輸入されたたばこも大量に見つかり、これらの違法行為により、工場の閉鎖がすぐに言い渡された。

また、バンパコンでは日系のサンコーキンチョク社も検査が入り、エレクトロニクスのゴミが大量にあり、これらはつぶして日本に送るもの、と責任者は言っており、管轄の区役所に届けていないなどで摘発された。

現在、タイではプラスチックなどのゴミ処理の問題がクローズアップされており、エレクトロニクス関連のゴミを違法に輸入して、タイでリサイクルを行っている業者も取り締まりが行われている。

さきごろ、海に捨てられているプラスチックのゴミが世界で1年に800万トンあり、タイは192ヵ国のうち、6番目に多いと指摘され、プラスチック袋やストローなどの使用減などが始まっている。

 

2018年6月20日 タイ自由ランド掲載

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