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BOI投資奨励法によるタイ 投資の恩典
タイで現地法人を設立する場合、タイ政府が供する恩典を享受できる場合があります。タイ政府は、経済および技術発展を目的に、外資誘致と自国資本の保護・育成を同時に促進するため、「BOI投資奨励法」と「外国人事業法」という2つの法律で投資政策を行っています。前者のBOI投資奨励法に基づき、投資奨励業種である、農業製品、鉱物・金属・セラミックス、電子・電気工業、化学工業・パルプ・プラスチック、機械製造などのほとんどの製造業種に恩典が与えられています。
タイ投資委員会(BOI)は工業団地をタイ全土を3ゾーンに分けて、税制上の恩典に差をつけています。
ゾーン1は、バンコク都、サムットプラカーン、サムットサーコーン、パトムタニ、ノンタブリ、ナコンパトム。
ゾーン2は、サムットソンクラーム、ラッチャブリ、カンチャナブリ、スパンブリ、アントーン、アユタヤ、サラブリ、ナコンナーヨック、チャチュンサオ、チョンブリ、ラヨン、プーケット。
ゾーン3は、それ以外の48県。
以下の広告で紹介する工業団地の特徴を記したので、参考にしてください。
バンプリー工業団地
バンコクからおよそ60km、タイ中部 サムットプラカーン県バーンサオトン郡に位置します。入居している約90社の企業のうち、約30社が日系企業となっています。スワンナプーム国際空港が近いほか、同工業団地の25km圏内にはバンプー工業団地やラートクラバン工業団地があります。今回紹介する物件は、バンプリー工業団地から数キロの距離に位置しています。工業団地の中にはありませんが、法律上の許認可はすべてクリアーしていて、すぐに工場として創業は可能、BOIによるゾーン振り分けは「ゾーン1」の税制の恩典が受けられます。
アマタナコン工業団地
バンコクの南東約60km、バンナートラート通りとモーターウェイの間に位置します。金属製品、電機、食品、化学など、幅広い業種の企業が500社以上入居しており、日系企業が多いのが特徴。工場立地に必要な電気、水道、排水、通信などのインフラが十分に整備されているほか、敷地内には商店、学校、レストラン、医療クリニック、ショッピング施設、日本食レストラン、銀行(ATM)、郵便局、スポーツクラブ、ゴルフ練習場、ゴルフ場、コンビニエンスストア、住宅・宿泊施設などがあり、生活に役立つ施設も充実しています。スワンナプーム国際空港まで42キロ、レムチャバン港まで46キロ、マプタプット港まで96キロと物流の面でのメリットも高い。日系企業から最も注目されている工業団地と言っても過言ではありません。実際に入居している日系企業も130社以上を数えます。BOIによるゾーン振り分けは「ゾーン2」です。
サイアムイースタン工業団地
バンコクから約110キロ南東に位置するゾーン3の工業団地。ラヨーン県はゾーン2に位置しますが、この工業団地に入居する企業は現在暫定的にゾーン3の恩典を受けることができます。第2の日本人街として発展しているシラチャーの街から約35キロに位置します。またタイの重要な貿易港であるレムチャバン深海港まで約30kmです。入居企業の80%以上が日系企業。イースタンシーボート工業団地に隣接し、自動車関連メーカーが多く入居し利便性に優れています。また、「ECOタウン」を標榜し、工業用水のリサイクル、廃棄物のリサイクルを事業化するなど、環境保全に力を入れる団地として有名です。
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2014年5月5日 タイ自由ランド掲載