【タイの田舎の小さな家から】タイ古式マッサージを30日で学ぶ|Day11 施術前の心構えと準備

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Day11

施術前の心構えと準備

なぜタイ古式マッサージは「触る前」が一番大切なのか

タイ古式マッサージは、
技術よりも先に「在り方」が問われる施術です。

実は、
熟練した施術者ほど口を揃えてこう言います。

「マッサージは、触る前にもう始まっている」

今日はその理由を、
心・身体・空間の3つの視点から解説します。


1. タイ古式マッサージは「治す」ものではない

まず大切な前提があります。

タイ古式マッサージは
相手を治す行為ではありません。

  • 正す

  • 矯正する

  • 改善させる

こうした「操作する意識」が強すぎると、
セン(エネルギーライン)はかえって閉じてしまいます。

タイ古式の基本姿勢は、

「整うのを邪魔しない」

施術者は主役ではなく、
身体が本来の流れに戻るのを見守る存在なのです。


2. 施術者の「心の状態」は、そのまま手に出る

タイではよくこんな言葉があります。

「手は、心の延長」

・イライラしている
・急いでいる
・結果を出そうとしている

こうした状態は、
触れた瞬間に相手へ伝わります。

逆に、

  • 呼吸が落ち着いている

  • 評価や判断を手放している

  • 相手を“信頼して委ねている”

この状態の手は、
それだけで安心感を生みます。

だから多くの伝統校では、
施術前に必ず 呼吸を整える時間 を取ります。


3. 施術前の「準備」は3段階ある

① 自分の準備(内側)

  • 深くゆっくり呼吸する

  • 肩・顎・腰の力を抜く

  • 「良くしてあげよう」という欲を手放す

ポイントは
ニュートラルな状態に戻ること。

ゼロに戻る感覚です。


② 相手への準備(関係性)

タイ古式では、
いきなり触ることはほとんどありません。

  • 軽い挨拶

  • 笑顔

  • 目線を合わせる

これだけで、
相手の身体はすでに緩み始めます。

マッサージは
信頼関係の上にしか成立しない
という考えが根底にあるのです。


③ 場の準備(空間)

  • 静かさ

  • 清潔さ

  • 落ち着いた空気

豪華である必要はありません。

タイの田舎では、
床と風と影だけの場所で
極上のマッサージが行われています。

大切なのは
「安心して力を抜ける場」 かどうか。


4. なぜ「触る前」が一番大切なのか

理由はシンプルです。

触れた瞬間に、方向性が決まるから

最初の一触れで、

  • この人は安全か

  • 委ねていいか

  • 力を抜いていいか

身体は無意識に判断します。

だからタイ古式では、

  • 強さ

  • 技の数

  • 派手さ

よりも、
最初の“在り方” が圧倒的に重視されるのです。


まとめ:

Tensui
Tensui

タイ古式マッサージの本当の準備とは

  • 技術の準備ではない

  • 知識の準備でもない

心を静かにする準備
相手を信頼する準備
何もしない勇気を持つ準備

これが整ったとき、
手は自然に「正しい場所」に導かれます。


次回 Day12 予告

「正しい触れ方・圧の考え方」
力を入れないのに、
なぜ深く効くのか?
タイ古式独特の“圧の哲学”に入っていきます。