国境のラノーンで事業者移転
アンダマン海に面し、ミャンマーとも国境を接するラノーン県で、ラノーン商工会議所などによると、最近の最低賃金の上昇により、国境を越えてミャンマーに事業を移す事業者が100件にものぼり、人件費の安いタワーイ、マリッド、タナオシリィーなどに移っている。業種では旅行、ホテル、林業、漁業など。
現在、タイ側の賃金は1日300~350バーツで、一方、ミャンマー側の賃金は1日80~120バーツで、4倍の差があるため、ミャンマーに事業を移す業者やまた、ベトナム、マレーシアなどに移る業者もいる。
また、タイ‐ミャンマーの輸出入に関しても複雑な取り決めで一貫していないため、ミャンマーでのタイ製品は30%ほどとなっており、中国、マレーシア、シンガポールなどの製品が出回っている。
2019年6月20日 タイ自由ランド掲載