【タイの田舎の小さな家から】タイ古式マッサージを30日で学ぶ|Day15 基本姿勢と重心移動

読了時間 1未満

Day15

基本姿勢と重心移動

なぜ「正しい立ち方」が、そのまま施術の質になるのか

タイ古式マッサージを見ていると、
熟練者ほど「動いていない」ように見えます。

  • 大きく力を入れない

  • 激しく動かない

  • 姿勢が崩れない

それでも、
圧は深く、安定して届く。

その秘密は、
基本姿勢と重心移動 にあります。


1. タイ古式は「姿勢の技術」

多くの人は、
マッサージを「手の技術」だと考えます。

しかしタイ古式では、

施術は、姿勢で決まる

と教えられます。

なぜなら、
手は身体の末端であり、
本体は常に重心と軸 にあるからです。


2. 正しい基本姿勢とは何か

タイ古式における基本姿勢は、
とてもシンプルです。

  • 背骨が自然に立っている

  • 肩と首に力がない

  • 重心が下腹部(丹田)にある

  • 足裏が床とつながっている

「きれいに立つ」ではなく、
“楽に立てている”状態 が正解です。


3. 重心がズレると、圧は濁る

重心が不安定なまま施術すると、

  • 圧がブレる

  • 強弱が一定しない

  • 施術者が疲れる

という問題が起こります。

逆に、
重心が安定していると、

  • 圧は自然に落ち

  • 深さが均一になり

  • 長時間でも楽

圧を「作らなくてよくなる」のです。


4. タイ古式の動きは「移動」ではない

タイ古式の身体操作は、
歩き回ることではありません。

  • 重心をわずかに前へ

  • 体重を左右に預ける

  • 呼吸と一緒に沈む

外から見ると、
ほとんど動いていない。

しかし内側では、
常に重心が静かに移動 しています。

この“見えない動き”が、
圧に生命感を与えます。


5. 正しい姿勢は、相手を安心させる

不思議なことに、
施術者の姿勢が整うと、

  • 受け手の呼吸が深くなる

  • 身体が委ねやすくなる

  • 施術全体が静かになる

これは、
姿勢そのものが
「安全ですよ」というサイン
になっているからです。


まとめ:

タイ古式の身体操作とは

  • 力を使うことではない

  • 動きを大きくすることでもない

立ち、預け、移る。

正しい立ち方は、
そのまま正しい圧となり、
正しい触れ方になります。

だからタイ古式では、
技より先に
「立ち方」を学ぶのです。


次回 Day16 予告

Tensui
Tensui

「呼吸と施術のシンクロ」
なぜ呼吸が合うと、
施術は突然“深くなる”のか。
受け手と施術者をつなぐ
見えないリズムを解説します。

このDay15は、
シリーズの“身体編の土台”になります。