【サムライ女子はつらいよバンコク】第10話 象使いになりたい!でも無理かも…!

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画像提供:Chat GPT
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ここがポイント

このストーリーはフィクションです。小説サイト「カクヨム」に投稿した内容にAI生成画像を追加して作成してあります。

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Tensui
Tensui

「象に踏まれて昇天なう」は回避!でも、おならでバズった私の象使い体験記🐘✨

アユタヤの象使い学校での出来事をシェアします!象の大きさにビビりつつも、なんとか体験をやり遂げました😅💦途中で思わぬハプニングもありましたが、象たちの優しさに救われました。そして、まさかのおならエピソードがSNSで好評…🤣✨

失敗してもそれが思い出になって、笑いに変えられるのが人生の醍醐味ですよね!失敗を恐れず、楽しむ気持ちを大切に!タイ旅行に行くなら、ぜひ象使い体験を試してみてください。新しい自分に出会えるかも⁉

🌟**#象使い見習い #タイでやらかした #ZOOM世代の冒険**

みなさんも、失敗を恐れず挑戦してみてくださいね!

 

「マジでデカすぎ…!やばくない?」

アユタヤの象使い学校で、巨大な象を前にガチガチに固まる本能寺瑠奈。タイの観光業界で最近ちょっとだけ有名になってきた彼女は、新しい観光プランのリサーチで象使い体験に来ていた。

『なんじゃ、その腰抜けた物言いは!われらが時代のアユタヤでは、象は軍事において重要な…』

「いやいや、長政さんウザい!今はZOOM世代なんで、そんな古風な話されても…」

頭の中でうるさい山田長政をガン無視する瑠奈。前世の記憶を持って転生した彼女の頭の中には、いつもこの五月蠅い戦国武将がいるのだ。

「だってさぁ、これヤバくない?私、踏まれたら即死じゃん。インスタに『象に踏まれて昇天なう』とか投稿する前に死んじゃうよ?」

『スマホばかりいじっておって…わしらの時代は…』

「はいはい、戦場で象に乗って戦ったんでしょ?もう100回は聞いたよ〜。てか、私ただのインフルエンサー見習いだし!」

象使いの老師が近づいてきた時、瑠奈は急に緊張してしまう。

「コン・瑠奈、準備はできたかな?」

「あ、はい…多分?って、やばっ」

緊張のあまり、瑠奈のお腹から突然「ブボボッ」という音が。

「え、まじ無理…今のうちじゃない…」

顔が真っ赤になる瑠奈。目の前のトーンタイは、突然の音に驚いて鼻を上げ、キョロキョロし始めた。

『わはははは!女子になったかと思えば、このような恥ずかしい…』

「うるさいってば!これはね、緊張するとたまにあることなの!みんなそうだよ!」

老師は優しく笑って「象も同じようなことをするよ。気にすることはない」と声をかけてくれた。

「それ聞いても全然嬉しくないんですけど…」

トーンタイは、さっきの出来事を忘れたかのように、長い鼻を優雅に揺らしながら瑠奈を見つめている。

『さあ、恐れることはない!わしが教えてやろう。まずは…』

「ちょっと待って!長政さんの時代と今じゃ全然違うし!てかさっきのあれで私のメンタルやばいんですけど!」

老師は首を傾げた。「誰かと話してるのかい?」

「あ、いや、なんでも…ちょっとSNSのライブ配信の練習してただけです!」慌てて誤魔化す瑠奈。

『なるほど…確かにわしの時代とは違うかもしれん。じゃが、生き物との向き合い方に時代など関係ない。まずは、その生き物を理解し…』

「え?長政さん、珍しく現代的なこと言うじゃん!」

象に近づこうとする瑠奈だが、また緊張で「プス」っと音が…。

「もう最悪!こんなの絶対SNSに上げられるやつじゃん!」

しかし不思議なことに、トーンタイはむしろ瑠奈に興味を持ったように近づいてきた。

「えっ、もしかして…私のこと仲間だと思った?」

『象も笑っておるぞ!』

「爆笑されてるってことね…まあでも、これでちょっと緊張がほぐれたかも」

そうして瑠奈は、予想外の方法で象と打ち解けていくことになった。時々おならで笑いを取りながら…。

夕方、SNSをチェックする瑠奈。

「うわ!誰か動画上げてる…でも、意外とコメント好意的…?」

『現代の若者は、なんでも記録に残すのじゃな』

「まあ、これはこれでバズったし、いっか!#象使い見習い #失敗談 #タイでやらかした…っと」

『お主、さっきまでの恥ずかしがりはどこへ行った?』

「だってほら、今どきリアルな失敗談って結構ウケるんだよ!炎上しないレベルなら、むしろチャンスなの!」

『まったく、わからん時代になったものよ…』

「新しい企画のキャッチコピー考えた!『失敗しても大丈夫!ZOOM世代のための象使い体験♪』どう?」

『…わしには理解できん』

「うんうん、それでいいの!長政さんが理解できないってことは、それだけ現代的ってことだから!」

バンコクに帰る車の中、瑠奈は今日の出来事をストーリーにアップしていた。

「今日のまとめ:①象はデカい ②緊張したらヤバい音が出る ③意外と象は受け入れてくれる ④観光企画のネタになった!…っと」

『お主、本当に成長したのか逆戻りしたのかわからんな…』

「うるせー!これぞZ世代の生き様だし!」

そんな会話をしながら、瑠奈は満足そうに車の窓の外を眺めていた。確かに恥ずかしい一日だったけど、なんだかんだで良い思い出になりそう。

明日からは、この体験を活かした新企画づくり。今夜は疲れたけど、なんだか楽しい気分で眠れそうだ。

「てか、長政さん、私の頭の中で寝る時もおならすんの?」

『なっ!わ、わしはそのような…!』

「えー、気になるー!ねぇ、答えてよー!」

『うるさい!さっさと寝るのじゃ!』