豪華コンドーも売れない!1㎡35万バーツ以上は買い手難しい
景気低迷の影響を受けない上層の階級をねらった豪華コンドミニアムの販売についても、供給がある程度出てきて、需要は満たされ、今後は減る方向にあるという。
不動産コンサルティング会社などによると、1㎡当たり25万バーツ~30万バーツの物件については、建設される場所やそのクオリティーにより、まだ需要は見込めるが、1㎡当たり35万バーツ以上の物件については販売は難しくなっており、今後、このクラスの物件が出てくるためには、立地、建物のデザイン、施設のサービス内容などが優れていないと難しいとしている。
例えば、サンシリィの98ワイヤレスは60%を売っており、また、ザ・リッツカールトン・レジデンスも70%を売り切っているが、スクムビットのソイ39でAP社が建設するVittorioは、28階建ての88ユニットの物件で、1㎡当たり35万バーツで、1部屋3500万バーツ以上だが、現在のところ15%しか売れておらず、同社によると今年末までには50%を販売したいとしているが、今後、同じクラスの物件が新規に販売されると、それも難しくなるとして警戒している。
そのため、豪華コンドミニアムの市場では新規であっても、1㎡当たり25~30万バーツまでに価格を抑えないと、販売は難しい状況といえる。
2017年8月20日 タイ自由ランド掲載
–
->タイのニュース