【タイの田舎の小さな家から】タイ古式マッサージを30日で学ぶ|Day8|セン(SEN)とは何か?

Day8|セン(SEN)とは何か?
タイ古式マッサージを支える「見えない道」
タイ古式マッサージを学ぶうえで、
必ずぶつかる言葉があります。
それが
セン(SEN)。
「エネルギーライン」
「気の通り道」
と説明されることが多いですが、
実はそれだけでは足りません。
今日は、
センとは何なのか、
なぜタイ古式マッサージの中心概念なのかを整理します。
■ センは「筋肉」でも「神経」でもない
まず大事なこと。
センは、
-
解剖学的に見えるものではない
-
レントゲンにも映らない
つまり、
物理的な線ではありません。
それでも、
センが乱れると
体調や感情に影響が出ると考えられてきました。
タイ古式マッサージは、
この「見えない流れ」を整える療法です。
■ インド医学・中国医学との共通点
センの考え方は、
突然タイで生まれたものではありません。
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インド医学:ナーディ
-
中国医学:経絡
これらと非常によく似ています。
違いは、
タイではそれを
生活の中で使いやすい形に整理した
という点です。
理論より実践。
これがタイらしさです。
■ なぜ「10本のセン」なのか
人体には、
無数のエネルギーラインがあるとされます。
しかしタイ古式マッサージでは、
特に重要な10本のセンに絞っています。
理由はシンプル。
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全身に影響を与えやすい
-
覚えやすい
-
施術に使いやすい
つまり、
誰でも実践できるように
最適化された数なのです。
■ センが乱れると何が起きるのか
タイ伝統医学では、
不調の原因は
「センの詰まり・滞り」と考えます。
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疲れが抜けない
-
気分が重い
-
体が固まる
こうした状態は、
センの流れが悪くなっているサイン。
マッサージでセンを刺激すると、
血流・呼吸・意識が
一緒に動き出します。
■ なぜ“押す”より“流す”のか
タイ古式マッサージが
ゴリゴリ押さない理由は、ここにあります。
センは
無理に開くものではない。
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呼吸に合わせる
-
リズムを守る
-
ゆっくり圧をかける
そうすることで、
自然に流れが戻ると考えます。
力よりも、
間(ま)と感覚が大切です。
■ センは心ともつながっている
タイ古式マッサージでは、
心と体は分けられません。
ストレスや不安は、
センの流れを乱します。
逆に、
センが整うと
気持ちが静かになる。
施術後に
「頭がスッとした」
と感じる人が多いのは、このためです。
■ 科学的に説明できない=怪しい?
そう感じる人もいるでしょう。
でも、
呼吸・リズム・触覚が
自律神経に影響することは、
現代医学でも認められています。
センは、
それを感覚的に表現した言葉
と考えると、理解しやすいかもしれません。
■ センを知ると、マッサージが変わる
センを意識せずに受けるマッサージと、
知ったうえで受けるマッサージ。
体感は、
確実に変わります。
どこを触られているか、ではなく、
どこまでつながっているか
を感じるようになるからです。

「主要10本のセンと身体の関係」
それぞれがどこにつながり、
何に影響するのかを解説します。





















