【サムライ女子はつらいよバンコク】第4話 カオニャオ:バンコクの夢見る少女

新しい世界

2024年、バンコク。マジでにぎやかな街のど真ん中にある「バンコク・クッキング・アカデミー」。ここで18歳の瑠奈は、新しい人生のスタート切ろうとしてた。

瑠奈はめっちゃドキドキしながら学院の玄関に立ってた。目の前には、でっかい看板がドーン!って。「伝統と革新の融合」ってスローガンが、超派手な文字で踊ってる感じ。

「よっしゃ、がんばるぞ!」

瑠奈は深呼吸して、自分に言い聞かせるみたいに呟いた。瑠奈の夢は、昔ながらのタイ料理と今どきの料理テクを混ぜて、新しい「食」の可能性を探ること。特に、タイの伝統的なもち米料理「カオニャオ」をもっとヤバいものにすることが、彼女の野望だった。

その夜、瑠奈はベッドでゴロゴロしながら、頭の中で山田長政と話し始めた。

瑠奈:「長政さん、マジでこの道でいいのかな?ちょっと不安なんだけど」

山田長政:「瑠奈よ、新しい世界に飛び込む勇気を持つのはめっちゃ素晴らしいことじゃ。わしも昔、知らない土地に行った時は不安だったが、そこから色々学んだのじゃ」

瑠奈:「そっか～。よし、頑張ってみる!」

 

友との出会い

授業終わりに、瑠奈は学院の食堂で、超明るい性格の日本人留学生、美咲と出会う。

「ねえねえ、新入生?」

美咲が瑠奈に声かけてきた。

「え、うん…そうだよ」

瑠奈は ちょっと戸惑いながら答えた。

「私、美咲!一緒にランチする?」

瑠奈は嬉しそうに「うん!」って。

その夜、瑠奈はまた山田長政と話した。

瑠奈:「長政さん、今日新しい友達できたんだ～」

山田長政:「それはええことじゃ。人との縁は大切じゃ。お互いに学び合える仲間を見つけるのが、成長への近道じゃよ」

伝統と革新の狭間で

週末、瑠奈は実家に帰った。瑠奈の家族は昔から、バンコクで伝統的な日本料理店やっていた。店の厨房じゃ、おばあちゃんが昔ながらのやり方で赤飯を蒸してる。

「おばあちゃん、ねえねえ、私ね、学校で超新しい料理のテク勉強してんだ～」

瑠奈はテンション上がりまくって話し始めた。

「最新のテク使えば、タイのカオニャオをもっと美味しくできるかもしんない!」

おばあちゃんは ちょっと困ったような顔をしていた。

「瑠奈、伝統には意味があるのよ。何百年も受け継がれてきた味や作り方には、昔の人の知恵がつまってるの」
瑠奈はおばあちゃんの言葉に一瞬ビビッたけど、その夜、山田長政に相談した。

瑠奈:「長政さん、伝統守ることと新しいこと始めることの間でマジ悩んでる」

山田長政:「瑠奈よ、伝統と革新は反対のもんじゃない。むしろ、両方うまく組み合わせると、新しい価値が生まれるんじゃ。わしも外国で新しいことに挑戦しながら、日本の伝統大事にしたもんだ」

瑠奈:「なるほど…。サンキュー、長政さん!」

 

挑戦の日々

学院での日々が過ぎていく中、瑠奈は徐々に自分の研究テーマを絞り込んでいった。それは、「今どきの調理テクを使ったカオニャオの進化」。瑠奈は24時間365日ぐらい研究にガチ没頭した。

ある日、実験室でカオニャオに新しい調理法を試してたら、マジでヤバいことが起こった。カオニャオの色が薄い紫色に変わっちゃったんだ。

「えっ、これマジ…」

瑠奈は驚きすぎて、声出なかった。食べてみたら、このカオニャオは普通より甘くて、香りもめっちゃ豊かになってた。

でも、同時に新しい問題も出てきた。この「紫のカオニャオ」は、いつものカオニャオとは全然違う食感だった。

瑠奈は悩んだ。新しい味と香りを追求しすぎて、伝統的な食感を失っちゃったんじゃないかって。そんな時、山田長政の声が聞こえてきた。

山田長政:「瑠奈よ、変化を怖がっちゃダメじゃ。でも、その変化が本当に価値あるもんかどうか、よく考えることも大切じゃ」

 

試練の時

瑠奈の「紫のカオニャオ」は、学院内で超話題になっちゃった。めっちゃ多くの学生や先生が興味示して、試食会が開かれることになった。

試食会当日、瑠奈は超緊張しながら自分の作品を披露した。反応はいろいろだった。新しい味と香りを絶賛する声がある一方で、伝統的な食感が失われてることを指摘する声もあった。

試食会後、落ち込む瑠奈に、美咲が声かけた。

「瑠奈、マジすごいじゃん!こんな新しいもの作り出すなんて。でもさ、もっと伝統的な要素も残せたら最高だと思うんだ」

その夜、瑠奈はまた山田長政と話した。

瑠奈:「長政さん、私の挑戦ってマジで間違ってた?」

山田長政:「いやいや、瑠奈。挑戦することに間違いはないんじゃ。大切なのは、その経験から学んで、次に活かすことじゃ。わしも失敗いっぱいして、今の自分になったんじゃ」

瑠奈:「そっか～。サンキュー、長政さん」

 

新たな挑戦

瑠奈は試食会での経験を活かして、新しい挑戦を始めた。今度は、伝統的な作り方をベースにしながら、新しい要素を少しずつ取り入れていくやり方を選んだ。

何回も失敗しながら、瑠奈は少しずつ前に進んでいった。そんな瑠奈の頑張りを見た美咲は、手伝うって言ってくれた。

「瑠奈、一緒に頑張ろうよ!私も日本料理の知識活かせるかもしんない」

二人で協力しながら、瑠奈は新しいカオニャオの開発を続けた。

山田長政:「瑠奈、仲間と協力することも大切な学びじゃ。一人じゃ見えないものも、他の人の目を通せば見えてくるもんがあるんじゃ」

 

新しい希望

数ヶ月後、瑠奈はまた試食会を開くことになった。今回のカオニャオは、薄いピンク色してた。

「これが私の新しいカオニャオ。伝統的な作り方を守りながら、新しい素材とテクを取り入れたんだ～」

試食した人たちの反応は、前回とは全然違った。伝統的な味と食感を保ちつつ、新しい香りと色合いが加わったカオニャオに、めっちゃ多くの人が感動しちゃった。

瑠奈の挑戦は、学院内で高く評価されて、地元のメディアにも取り上げられた。
その夜、瑠奈はおばあちゃんに電話した。

「おばあちゃん、私ね、やっとわかったんだ。伝統を守りながら、新しいものを生み出すことの大切さを」

おばあちゃんは優しく微笑んだ。

「瑠奈、あなたの成長を誇りに思うわ」

電話切った後、瑠奈は山田長政に話しかけた。

瑠奈:「長政さん、マジでサンキュー。あなたのアドバイスのおかげで、ここまで来れたよ」

山田長政:「瑠奈よ、これはお前自身の努力の結果じゃ。わしはただ、その背中を少し押しただけさ。これからも自信持って前に進むんじゃぞ」

瑠奈は涙ぐみながらうんってうなずいた。瑠奈の挑戦は、まだ始まったばっか。これからも、食を通じて人々に喜びを与え続けていく。そう、瑠奈は心に誓った。