【なつかしい記事】起業は見栄をはらずに最初は小さくやる - タイ バンコク タイ自由ランド
最近、タイ自由ランドの事業部には会社登記の相談で、飲食店を開きたい、マッサージ店を開きたい、というのが結構あるのですが、その内容を少し聞いてから「タイ人の名義でやった方がいいのでは?」とアドバイスしています。
今は競争が激しく、20年前のバンコクではありません。日本でマッサージ店をやっている、日本で飲食店をやっている、というのなら経験があるわけで、タイで会社をつくり店の展開をするのはよいと思います。
しかし、日本での経験がなく、タイで初めて飲食店をやる、マッサージ店をやる、という場合は、「投資金として1500万円を用意しています」という人は別ですが、「最初は小さく、タイ人名義でやった方がよい」ということになります。
たまに、「投資として2000万ほどはあるんだよねえ」という人がいますが、ほとんど見栄です。実際にそのお金があったとしても、全部投資して、さらに赤字になったら、追加で投資する、という人ではありません。
要するに見栄をはってはいけない、ということです。
同事業部では、会社閉鎖の業務も行っていますが、こういった日本での経験がない人が会社を起こして、いずれ店を閉じ、会社閉鎖するケースもあり、それは「夢を見た」という点で自己満足でもあるのでしょうが、客観的にみているとムダ金という感じです。
そのため、まず、自分のタイの知り合い、あるいは彼女などに店をやらせる、そしてうまくいけば、その時点で会社をつくればよいでしょう。
タイでは外国人に対しては、個人で店の営業等はできませんが、タイ人は個人の店舗営業が可能です。
まず、賃貸契約をそのタイ人の名前でやり、レストランの営業許可、マッサージ店の営業許可を区役所にそのタイ人が申請すれば取得できます。
わざわざ会社をつくって、営業許可をとり、毎月、税金を払う必要はないのです。
ただ、「どうしてもタイにいたいがビザがない」という場合は、会社をつくって労働許可証を取らなければなりませんが、ロングステイビザ(50歳以上)、結婚ビザ(タイ人との結婚)で滞在できるなら、必要ないでしょう。
2017年11月5日 タイ自由ランド改訂版