📘30日で学べる:タイの同性婚 完全ガイド Day1|同性婚とは何か?世界とタイの位置づけ

読了時間 1未満

Day1|同性婚とは何か?世界とタイの位置づけ

「タイで同性婚が認められたらしい」
最近、こんな話を耳にした方も多いのではないでしょうか。

でも実際のところ、

  • 同性婚って何が「結婚」になるの?

  • 事実婚やパートナーシップと何が違うの?

  • タイは世界の中でどんな立ち位置なの?

ここが意外と曖昧なまま、話題だけが先行しています。
Day1ではまず 「同性婚とは何か」 を、世界とタイの流れから整理します。


■ 同性婚とは何か?

同性婚とは、
同性同士のカップルが、法律上も「結婚」として認められる制度です。

ここで重要なのは
「気持ちの問題」ではなく、法律上の扱い

具体的には、

  • 婚姻届を提出できる

  • 配偶者として相続権がある

  • 医療や緊急時に家族として扱われる

  • 税金・保険・ビザなどで配偶者扱いされる

こうした権利と義務が、異性婚と原則同じになります。


■ 事実婚・パートナーシップとの違い

よく混同されがちですが、ここは大事なポイントです。

  • 事実婚
    → 一緒に暮らしていても、法律上は「他人」

  • パートナーシップ制度
    → 一部の権利は認められるが、国や地域限定
    → 相続や国際結婚には弱い

  • 同性婚
    → 法律上の「結婚」
    → 原則すべての婚姻制度が適用される

つまり同性婚は、
「まあまあ認める」ではなく
「正式に結婚として扱う」制度です。


■ 世界ではどこまで進んでいる?

2020年代に入り、同性婚を認める国は急増しました。

  • ヨーロッパ

  • 北米

  • 南米

  • 一部のアジア諸国

世界全体で見ると、
「珍しい制度」ではなくなりつつあるのが現状です。

一方でアジアでは、

  • 文化

  • 宗教

  • 家族観

の壁があり、なかなか進まなかったのも事実です。


■ その中での「タイ」の立ち位置

タイは昔から、

  • 性の多様性が身近

  • LGBTQの可視性が高い

  • 社会的には比較的寛容

と言われてきました。

ただしこれは
「社会的に受け入れられている」だけで、
「法律で守られていた」わけではありません

今回の同性婚法制化は、

  • アジアでも先進的

  • 観光・ビジネス面でも注目

  • 在タイ外国人にも影響が大きい

という意味で、非常に大きな転換点です。


■ Day1のまとめ

  • Tensui
    Tensui

    • 同性婚とは「法律上の結婚」

    • 事実婚やパートナー制度とはレベルが違う

    • 世界ではすでに広がっている流れ

    • タイはアジアの中でも重要な位置にいる

    次回 Day2 では、
    「タイは本当にLGBTQに寛容な国なのか?」
    という、よくあるイメージをもう少し深掘りします。