今年からエスプラネードの裏でナイト・マーケット・タラートロットファイ(鉄道市場)が始まりました
バンコクの新しいオフィス街として、地下鉄ラマ9世駅を中心に再開発の進むラチャダーピセーク通りですが、隣地下鉄タイ文化センター駅周辺はまだローカルな雰囲気も残っており、駅からすぐのショッピング・モール「エスプラネード」は、オープン時から10年近くたち、街に馴染んできたためか、外観は未来的ですが、中は意外と庶民的です。
今年からエスプラネードの裏でタラートロットファイ(鉄道市場)が始まりましたが、木曜日から日曜日の夕方5時から深夜1時までやっているこのナイト・マーケットの最大の特徴は、なんといっても駅近ということでしょう。駅から歩いて3分ほどで、エスプラネードの営業中は、館内を通り抜けて行けますので、エスプラネードの飲食店は相乗効果が期待できるのではないでしょうか。
もともとチャトゥチャック公園の近くのバンスーの国鉄車庫跡地にあったため、鉄道市場と呼ばれていましたが、もとの場所が再開発で閉鎖され、その後シーナカリンに移転し、今年からエスプラネード裏にもオープンしました。
週末に行ってみるとまだ明るいうちからかなりの人出で、やはり駅近でショッピング・モールの裏というロケーションは、気軽に行きやすく、ちょっと行ってみようかという気になります。
チャトゥチャックにあった鉄道市場に比べると、タイ人の若者が圧倒的に多く、日本人や欧米人は少なかったですが、これから増えていくでしょう。
エスプラネードの上から見下ろすと、狭く見えましたが、実際歩いて全部見るのは時間がかかります。バンドの演奏が始まりマーケット中に響き渡ると、さらに活気が出てきました。
マーケットの両サイドには屋台ではない固定の店舗があり、まだ造りかけの部分も多いので、これからさらに充実しそうです。
エスプラネードに近い部分には、飲食屋台が並び、ショッピングより食事目当てで来ている人も多そうです。客の年齢層が若いのでピザとかハンバーガーの屋台も人気がありました。
残りのテント部分は、オリジナルの衣類や雑貨などの店がメインで、特に他のマーケットと比べて印象的なものはありませんでしたが、奥の方は車で乗り入れて、アンティークやオリジナルアイテムを売っている一角があり、ここはかつての鉄道市場のちょっとワイルドな雰囲気を残していました。こういう商売をしている人の愛車は古い車が多く、それらを眺めるのも楽しいです。
この一角にはバーや飲食屋台もあり、どれも個性的で同じマーケット内でもテント部分とは、だいぶ雰囲気が違うのは面白いです。さらに奥には空のコンテナが並んでいて、店舗に改装される予定で、ユニークな店舗がますます増えそうです。
地下鉄で気軽に行けるアクセス抜群のロケーションは、人気スポットになるポテンシャル充分ですが、周辺の再開発のため、すぐまた移転ということにならなければいいのですが。
エスプラネードは、カラオケ、映画館、ボーリング場、アイススケート場、フィットネスが充実したレジャーと飲食にフォーカスしたモールで、日系飲食店も多くCOCO壱番屋のタイ進出一号店はここです。
B1階は飲食店街になっていて、8番ラーメンややよい軒などおなじみのチェーン店をはじめ、タイの中間所得者向けの店舗が並んでいます。今月中に本紙でもお馴染みの大阪の大衆居酒屋しゃかりき432が出店予定です。
2015年4月5日 タイ自由ランド掲載