【タイの田舎の小さな家から】タイ古式マッサージを30日で学ぶ|Day19 痛みとの付き合い方

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Day19

痛みとの付き合い方

「効いている痛み」と「危険な痛み」は、どう違うのか

マッサージやストレッチの現場で、
よく聞く言葉があります。

「痛いけど、効いてる感じがします」

しかしタイ古式マッサージでは、
この言葉をそのまま
信用することはありません。

今日は、
痛みをどう扱うか
その考え方を整理します。


1. タイ古式は「痛み」を目的にしない

まず大前提です。

タイ古式マッサージは、

  • 痛みを与えるものではない

  • 痛みで変化を起こすものでもない

むしろ、

痛みは、身体からのブレーキ信号

として扱います。

「効いているから続ける」ではなく、
なぜ痛みが出たのかを感じ取る
ことが重要です。


2. 「効いている痛み」に見えるものの正体

多くの場合、
いわゆる「効いている痛み」は、

  • 防御反射

  • 緊張の表出

  • 不安による収縮

であることがほとんどです。

一時的に刺激は強く感じますが、
深い変化は起こりにくい

タイ古式では、
この状態を長く続けません。


3. 本当に危険な痛みのサイン

次のような痛みは、
すぐに手を止めるべきサインです。

  • 息が止まる

  • 顔がこわばる

  • 身体が逃げようとする

  • 鋭く、局所的な痛み

これらは
身体が「NO」と言っている状態

決して
我慢させてはいけません。


4. タイ古式が大切にする「心地よい境界」

タイ古式では、
こうした境界を探します。

  • 気持ちいい

  • でも楽ではない

  • 呼吸はできる

このラインこそが、
変化が起きやすい場所

痛みではなく、
“感覚がはっきりする地点”
を目印にします。


5. 痛みを信じすぎない、という知恵

痛みは、

  • 個人差が大きく

  • その日の状態で変わり

  • 心の影響も受ける

とても不確かな指標です。

だからタイ古式では、

痛みよりも、
呼吸・表情・反応
を信じる

という姿勢を取ります。


まとめ:

Tensui
Tensui

タイ古式における「痛み」の位置づけ

  • 痛みは目的ではない

  • 判断基準でもない

  • 教師でもない

ただのサインのひとつ。

それ以上でも、
それ以下でもありません。

痛みを信じすぎないとき、
施術はより安全に、
より深くなっていきます。


次回 Day20 予告

「施術者のエゴと手放し」
なぜ“うまくやろう”とすると、
施術は浅くなるのか。
タイ古式が教える
「手放すほど深くなる」逆説を解説します。

Day19は、
事故を防ぐためにも
とても重要な回です。