【タイの田舎の小さな家から】タイ古式マッサージを30日で学ぶ|Day16 呼吸と施術のシンクロ

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Day16

呼吸と施術のシンクロ

なぜ呼吸が合うと、施術は突然“深くなる”のか

タイ古式マッサージを続けていると、
ある瞬間に気づきます。

  • 技は同じ

  • 圧も同じ

  • 動きも変えていない

それなのに、
急に施術が深く届く瞬間 がある。

その違いを生むのが、
呼吸のシンクロ です。


1. 呼吸は、もっとも正直なリズム

身体の中で、
意識と無意識をつなぐもの。

それが呼吸です。

  • 緊張すると浅くなる

  • 安心すると深くなる

  • 委ねると自然に整う

タイ古式では、
呼吸を「操作」しません。

ただ、感じ取る。

そこからすべてが始まります。


2. 合わせにいかないから、合う

多くの初心者は、
こう考えがちです。

「相手の呼吸に合わせなきゃ」

しかし、
無理に合わせようとすると、
リズムは崩れます。

タイ古式で大切なのは、

  • 自分の呼吸を整える

  • 深く、静かに呼吸する

  • それを“保つ”

すると不思議なことに、
相手の呼吸が近づいてくる のです。


3. 圧は、吐く息に乗せる

タイ古式では、
圧を入れるタイミングが
とても重要です。

基本は、

吐く息とともに、圧を沈める

吸うときに力を入れると、
圧は硬くなります。

吐く息に乗せることで、

  • 圧が柔らかく

  • 深く

  • 逃げ場なく届く

“押す”のではなく、
沈んでいく感覚 が生まれます。


4. 呼吸が合うと、身体が語り始める

呼吸がシンクロすると、

  • 受け手の筋肉が自発的に緩む

  • センが浮かび上がる

  • 次に触れる場所が自然にわかる

これは技術ではなく、
対話が始まった状態 です。

言葉を使わない会話。

それが、
深く効いていると感じる正体です。


5. 呼吸は「施術の速度」を決める

呼吸が浅いと、
施術は速くなります。

呼吸が深いと、
施術は自然にゆっくりになります。

タイ古式が
「ゆったりしている」理由は、
呼吸の深さそのもの なのです。


まとめ:

Tensui
Tensui

呼吸がつなぐ、見えないリズム

  • 合わせにいかない

  • 操作しない

  • ただ整える

自分の呼吸が静まったとき、
相手の身体もまた、静まる。

その瞬間、
施術は「技」から
共鳴 へと変わります。


次回 Day17 予告

「リズム・間・待つ力」
なぜタイ古式では、
すぐに次へ行かないのか。
“何もしない時間”が
もっとも効く理由を解説します。

このDay16は、
シリーズの中でも
かなり本質的な回です。