【タイの田舎の小さな家から】タイの仏教を30日で学ぶ –Day 26 仏教行事と暦
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Tensui

Day 26
仏教行事と暦
— 時間を智慧に変える、仏教のリズム —
私たちは普段、
時計やカレンダーに追われて
時間を「消費」しながら生きています。
しかし仏教、とくにタイ仏教では、
時間はただ過ぎ去るものではなく、
心を整え、智慧を育てるためのリズム
として大切に扱われてきました。
■ 仏教の暦は「自然と心」を結ぶ
タイ仏教の行事は、
太陽や月の動き、季節の変化と
深く結びついています。
とくに重要なのが、
**満月(ワン・プラ)**です。
満月の日は、
布施や瞑想、戒を意識する
特別な修行の日とされます。
■ 満月に込められた意味
満月は、
欠けることのない円満の象徴。
同時に、
やがて欠けていく無常の象徴でもあります。
タイでは満月の日に、
酒類販売が制限され、
人々が自然と
「立ち止まる時間」を持つようになっています。
■ 雨安居(ウアンパンサー)とは何か
雨安居とは、
雨季の約3か月間、
僧侶が一か所に留まり
修行を深める期間です。
移動を控え、
内面に向き合うこの時期は、
在家信者にとっても
修行を見直す節目となります。
■ 行事は「思い出す装置」
仏教行事は、
何かを祝うためだけに
あるのではありません。
-
無常を思い出す
-
戒を整える
-
感謝に立ち戻る
行事は、
忘れがちな大切なことを思い出させる装置
なのです。
■ タイ仏教の時間感覚
タイ仏教には、
「急がない智慧」があります。
行事のたびに、
立ち止まり、振り返り、
また歩き出す。
その繰り返しが、
人生を深く、穏やかにします。
■ 今日の小さな実践
今日、
カレンダーを一度眺めてみてください。
ただ予定を見るのではなく、
「立ち止まる日」を
一つ決めてみましょう。
それが、
時間を智慧に変える第一歩です。
🔔 次回予告 – Day 27

明日は、
**「仏教と自然観」**について学びます。
森・川・生きものとともに生きる視点を、
タイ仏教の自然観から探っていきましょう。



















