【タイの田舎の小さな家から】タイで作る日本料理 タイで作る日本料理 スパゲティナポリタン
【タイの田舎の小さな家から】
タイで作る日本料理 スパゲティナポリタン
タイ・イサーン地方の小さな村より
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2024年
故郷を離れて異国の地で作る、懐かしの味
サワディークラップ!タイの田舎に住み始めて早3年。最初は辛いソムタムやガパオライスに舌を慣らすのに必死でしたが、時々無性に恋しくなるのが日本の味。特に、昔ながらの喫茶店で食べたような、あの懐かしいスパゲティナポリタンです。
今日は、タイの片田舎でも手に入る食材を使って、日本人の心を温める「ナポリタン」を作ってみました。深夜食堂のマスターのように、心を込めて一皿を仕上げる時間は、故郷への想いと現在の生活をつなぐ特別なひとときです。
深夜食堂のナポリタンに憧れて
このナポリタンを作るきっかけになったのが、深夜食堂で見たあの懐かしい一皿。マスターが静かに作るナポリタンには、どこか人を安心させる魔法がありました。
タイ風アレンジ 懐かしナポリタンレシピ
材料(2人分)
基本の材料
- • スパゲティ 200g
- • 玉ねぎ 1個(中サイズ)
- • ピーマン 2個
- • ウインナーソーセージ 4本
- • ケチャップ 大さじ5
- • バター 20g
タイ風アレンジ材料
- • ナンプラー 小さじ1(隠し味)
- • パプリカ 1個(彩り)
- • 卵 2個
- • ニンニク 1片(みじん切り)
- • 黒胡椒 適量
- • 粉チーズ お好みで
作り方
ステップ1:下準備
大きな鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えてスパゲティを茹で始めます。袋の表示時間より1分短めに茹でるのがポイント。タイの硬水では少し時間がかかることがあるので、様子を見ながら調整してください。
ステップ2:具材の準備
玉ねぎは薄切り、ピーマンとパプリカは細切りに。ウインナーは斜め切りにします。ニンニクはみじん切りにして、香りを立たせる準備をしましょう。
ステップ3:炒める
フライパンにバターを熱し、ニンニクの香りを出します。玉ねぎ、ウインナー、ピーマン、パプリカの順に炒めていきます。野菜がしんなりしたら、ケチャップを加えて炒め合わせます。
ステップ4:仕上げ
茹で上がったスパゲティを加え、よく混ぜ合わせます。隠し味にナンプラーを少々。最後に溶き卵を回し入れ、半熟状態で火を止めます。黒胡椒と粉チーズで味を整えて完成!
タイの夜空の下で味わう故郷の味
タイの食材で作るナポリタンは、思った以上に本場の味に近づきました。特に、現地で手に入る新鮮なパプリカの甘みと、ほんの少しのナンプラーが生み出すコクが絶妙なアクセントになっています。
夜が深まるにつれて、虫の声と遠くから聞こえるタイの民謡をBGMに、一人静かに味わうナポリタン。フォークに絡める赤いパスタを見ていると、新宿の小さな喫茶店で食べた学生時代のことや、深夜食堂のマスターの優しい笑顔が蘇ってきます。
深夜食堂のナポリタンを再現したレシピ動画も参考にさせていただきました。マスターの丁寧な手つきには、料理への愛情が込められています。
異国の地で作る故郷の味は、時に想像以上の感動を与えてくれます。タイの食材と日本の調理法が出会うことで生まれる新しい美味しさは、まさに文化の融合。これからも、この小さなキッチンから、心温まる料理を生み出していきたいと思います。
タイで日本料理を作るコツ
ケチャップ選び:タイのケチャップは日本のものより甘めなので、量を調整しながら味見することが大切です。
ナンプラーの魔法:隠し味程度に加えることで、旨味が増して深みのある味になります。
現地野菜の活用:タイの色鮮やかなパプリカを使うことで、見た目も美しく仕上がります。
茹で時間の調整:硬水の影響でパスタが茹で上がりにくい場合があるので、時間に余裕を持って準備しましょう。
おわりに
タイの田舎の小さなキッチンで作るナポリタンは、きっと日本で食べるものとは少し違う味わいになったことでしょう。でも、その違いこそが、新しい土地で生活する面白さなのかもしれません。
皆さんも、どこか懐かしい一皿を通じて、大切な思い出と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。深夜食堂のマスターのように、心を込めて作る一皿には、きっと特別な魔法が宿るはずです。