【タイの田舎の小さな家から】タイの有名なお寺を30日で学ぶ Day 20 「なぜタイのお寺には“占い”があるのか?」

Day 20
「なぜタイのお寺には“占い”があるのか?」
仏教・民間信仰・星占いが混ざり合った
タイ独自の世界観を解説します。
タイのお寺を訪れると、
意外な光景に出会うことがあります。
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僧侶が誕生日を聞く
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曜日ごとの仏像
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お守り・護符
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運勢を語る言葉
「仏教と占いって、合うの?」
そう思うのは自然な疑問です。
しかしタイでは、
占いは仏教の“敵”ではありません。
■ タイ仏教は“混ざる宗教”
タイ仏教は、
純粋な教義だけで成り立っていません。
そこには、
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仏教(上座部)
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バラモン・ヒンドゥー思想
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土着信仰
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星占い
が重なり合っています。
この「混ざり合い」こそが、
タイ仏教の特徴です。
■ なぜ占いを否定しなかったのか?
仏教は本来、
「未来は自分の行いで変わる」
と説きます。
それでも占いを排除しなかったのは、
人の不安を無視しなかったから
です。
不安なとき、
人は答えを求めます。
占いは、
心を落ち着かせる仮の地図の役割を果たします。
■ 曜日信仰と仏像
タイでは、
生まれた曜日がとても重要です。
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月曜日の仏像
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火曜日の仏像
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…日曜日まで
曜日ごとに、
仏陀の姿と意味が異なります。
これは、
仏教と星の思想が結びついた例です。
■ 僧侶が占う理由
すべての僧侶が占いをするわけではありません。
占う僧侶は、
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経典
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瞑想
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伝統知
をもとに、
助言を与えます。
未来を断定するのではなく、
「気をつける方向」を示す役割です。
■ 占いと功徳の関係
占いの結果が悪いとき、
よく勧められるのが、
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タンブン(功徳積み)
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瞑想
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行動の見直し
未来を変えるのは、
占いではなく行為。
占いは、
気づきのきっかけにすぎません。
■ 迷信なのか、知恵なのか
外から見ると、
迷信に見えることもあります。
しかしタイでは、
信じすぎない知恵
として扱われます。
占いは「絶対」ではない。
だからこそ、使えるのです。
■ お寺が“読める”ポイント(Day 20)
占いを見かけたら、
こう読んでみてください。
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不安に寄り添う装置
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行動を見直すヒント
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仏教への回り道
真理へは、
一直線でなくてもいい。
次回予告(Day 21)

「なぜタイのお寺には犬や猫が多いのか?」
動物と共に生きる仏教的優しさを解説します。
――
占いは未来を決めません。
決めるのは、
今のあなたの一歩です。




















