【タイの田舎の小さな家から】タイ古式マッサージを30日で学ぶ|Day20 施術者のエゴと手放し

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Day21

センの流れが「通る」瞬間

理論では説明できない、しかし確かに感じる変化

タイ古式マッサージを続けていると、
ある瞬間に出会います。

  • 技は変えていない

  • 圧も同じ

  • 特別なことはしていない

それなのに、

何かが、通った

としか言いようのない感覚。

今日は、
その「センが通る瞬間」の正体に近づきます。


1. センは「流そう」とすると流れない

まず大切なことがあります。

センは、
流そうとして流れるものではありません。

  • 正確な位置を狙う

  • 理論通りに当てる

  • 効果を出そうとする

こうした意識が強いほど、
センは沈黙します。

センは、
条件が整ったときに“現れる”もの です。


2. 通る前に起きていること

センが通る直前、
多くの場合こんな変化があります。

  • 空間が静かになる

  • 施術者の呼吸が深くなる

  • 時間の感覚が薄れる

派手な変化ではありません。

むしろ、
余分なものが消えていく感覚

ここまで整ったとき、
センは自然に姿を見せます。


3. 「流れた」と感じる体感の正体

センが通るとき、
人は次のように感じます。

  • 温かさが広がる

  • 奥がほどける

  • 身体が内側から動く

これは、
筋肉だけの変化ではありません。

  • 神経

  • 呼吸

  • 意識

これらが同時に緩んだ結果、
一体感として知覚される体感 です。


4. 施術者にも起こる変化

興味深いことに、
センが通る瞬間は、

  • 施術者の身体も軽くなり

  • 手の感覚が広がり

  • 力を使っていないことに気づく

「やった」という感覚より、
「起きた」 という感覚に近い。

だからこそ、
再現しようとすると消えます。


5. 理論は「準備」、体感は「結果」

センの理論や解剖的知識は、
とても大切です。

しかしそれは、

センを通すための
準備を整える地図

にすぎません。

実際に通るかどうかは、

  • 姿勢

  • 呼吸

  • 待つ力

  • 手放し

これまで学んできた
すべてが揃った結果 なのです。


まとめ:

Tensui
Tensui

センが「通る」とはどういうことか

  • 無理に流さない

  • 起こそうとしない

  • ただ条件を整える

するとある瞬間、
身体のほうから
「今だ」と教えてくる。

センが通るとは、
身体と意識が一致したサイン。

それは理論を超えた、
しかし確かな体験です。


次回 Day22 予告

「施術後に起こる変化の読み方」
だるさ・眠気・感情の揺れ。
なぜ施術後に起こるのか。
“好転反応”という言葉で
片づけない見方を解説します。

Day21は、
この30日シリーズの
ひとつの“到達点”です。